
東京から電車で約40分という良好なアクセスと、質の良い温泉に恵まれた静岡県・熱海。古くから湯治場として栄え、数多くの日本の文人たちなどにも愛された温泉地です。今回はそんな熱海の魅力をお教えします。
熱海の歴史
静岡県東部、相模灘に面した地にあるのが「熱海市」。温泉地として広く知られるようになったのは、日本の礎を築いた人物のひとりとして知られる有名武将・徳川家康が湯治に訪れ、その湯を江戸城に運ばせたことがはじまりと言われています。その後、江戸時代(1603〜1867年)には多くの文化人が訪れるようになり、彼らが綴った紀行文が残されています。明治時代(1850年代頃〜1912年)に入ると皇族や政財界の重鎮、著名な文人たちなども別荘や住居を構えるようになり、保養地・観光地としても発展していったのです。

※画像はイメージです

アクセス方法
続いては、各主要都市から電車を使って移動した場合のアクセス方法をご紹介します。

東京から
東海道新幹線を利用します。「ひかり」なら約35分、「こだま」なら約50分で熱海駅に到着します。
名古屋から
東海道新幹線を利用します。「ひかり」なら約1時間20分、「こだま」なら約2時間で熱海駅に到着します。
「走り湯」って何?
相模の海を望む場所にある「走り湯」とは、日本でも珍しい横穴式源泉のこと。日本三大古泉のひとつに数えられています。およそ1,300年前に発見されたもので、山中から湧き出した湯が海岸に飛ぶように走り落ちる様子からその名が付けられたとか。古くは伊豆山神社の「神湯」として信仰の対象にもなっていたそうです。奥行5mの洞窟から、70度もの高温の源泉が一日7,000トンも湧き出てくる光景は今もなお神秘的な雰囲気に満ちています。洞窟内は見学可能ですが、入浴施設ではないのでご注意を。近隣には源泉を引き込んだ「足湯」があり、こちらは無料で利用できます。


「熱海七湯」って何?
熱海温泉に湧き出す源泉は他の地方と比べて数が多く、総湧出量も豊富なことで知られています。「熱海七湯」とは、熱海銀座エリアに点在する7ヶ所の源泉自噴地の総称(「大湯間欠泉」や「野中の湯」など)。現在は湧出は止まってしまいましたが、大正年代(1912〜1926年)までは自然湧出していた場所です。当時の温泉施設を復元したモニュメントが建てられているので、観光がてら立ち寄ってみるのもおすすめです。


魅力いっぱい!熱海の観光スポット
日帰りも宿泊もできる入浴施設で温泉を存分に楽しみたい「熱海」ですが、魅力や見どころは他にもたくさんあります。例えば山頂にそびえたつ「熱海城」。天守閣から360度のパノラマ眺望を楽しめるほか、殿様やお姫様になりきった扮装で写真撮影ができる併設の施設などが人気です。そのほか、熱海の芸妓による伝統的な舞を楽しめる「熱海芸妓見番歌舞練場」や、有名神社仏閣、リゾート体験ができる施設、海釣りを楽しめるスポットなど盛りだくさんにそろっています。

人気観光地だけあって飲食店の数も豊富な熱海。獲れたての地魚を提供する寿司屋や、おしゃれなイタリアン、正統派の和食、カジュアルなラーメン屋など様々なお店があるのでグルメもたっぷり楽しんでくださいね。
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
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