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近年、外国人の参加も増えている「お遍路」。一度は挑戦してみたいという人も多いのでは?今回はそんな「お遍路」にまつわる色々をお教えします。

そもそも「お遍路」とは?

真言宗の開祖「弘法大師」が修行をしたとされる地をたどり、四国地方にある88の霊場(寺院)を巡礼すること。それぞれの場所には番号が振られており、数字の順にまわっても反対からまわってもOKです。寺院にある各札所では、読経や写経を行ったり、「納札(おさめふだ・参拝した証を残すための、自分の姓名などを記した札)」を納めたり、「納経帳(納経の証として書や印をもらう帳面)」に印をもらうなどが一般的な参拝方法です。

お遍路の目的

なぜお遍路を行うのか、その目的は巡礼者によってさまざまに異なります。信仰心から巡礼を行うことはもちろん、健康祈願、亡くなった人の冥福を祈る、癒やしやリフレッシュなどを目的とした「自分探し」、開運・縁結び祈願などの理由が多いようです。霊場をめぐることで煩悩が消え、願いがかなうともいわれています。どんな目的にせよ、四国の大自然の中をめぐる時間は、自分自身を見つめ直す修行の旅といえそうです。

お遍路の方法

お遍路にはさまざまな巡礼法があり、札所をめぐる順番・数・期間は自由に選択できます。

順打ち:最も一般的な巡礼法。1番札所から番号順にめぐる方法
逆打ち:88番札所から順打ちとは逆の順番で巡礼する方法。順打ち3回分のご利益があるといわれています
通し打ち:1回の旅ですべての霊場を中断せずめぐりきる方法
区切り打ち:巡礼の中断・再開を繰り返し、最終的に88の札所をすべてめぐる方法
一国参り:四国4県のうち1つの県のみをめぐること

効率よくめぐるには

すべての札所を参拝するのはとても時間がかかるもの。半島の先端や標高1,000m近い山の頂など、さまざまな場所に札所が配置されているためです。平均的な所要日数の目安は、歩きで40日・自転車で20日・車で10日程度。最近では、大型観光バスなどを利用する団体巡礼「ツアーバス遍路」という方法も増えています。自分のスタイルでお好みのめぐり方を見つけてくださいね。

お遍路用品

服装に決まりがあるわけではないので、ジーンズにTシャツなどの普段着で参加する人もいますが、多くの人は慣例的な装束を着用。地元の人々や巡礼者同士の交流もグッとスムーズになり、気持ちも引き締まるためです。用品は、一部の札所に併設されているお店や、付近にある専門の販売店、仏具店などでの調達が一般的。また、歩きやすい靴・雨具なども忘れずに。こまめな水分補給ができるよう水筒などを携帯するのもオススメです。

菅笠

日よけ・雨よけになる笠。参拝時や僧侶の前でもかぶったままでOKですが、靴を脱ぐ場所では笠も脱ぐ決まりです。笠に書かれた「同行二人」という文字は、弘法大師といつも一緒に巡礼しているという意味を表しています。

金剛杖

弘法大師の化身とされる杖。常に敬意をもち、清潔かつ丁寧に扱いましょう。

白衣(びゃくえ・はくえ)&輪袈裟(わげさ)

「白衣」は巡礼者の正装のこと。「輪袈裟」は参拝時の正装具で、白衣の上から身につけるものです。

マナーや注意点

昔に比べて遊楽的要素の強くなった「お遍路」ですが、やはり寺院をめぐる以上、単なる観光や遊び半分のスタンプラリーにならないために最低限の敬意と作法を心がけたいもの。例えば移動中にゴミを捨てたり、大きな声で騒いだり、トイレなどの施設を汚すなどの行為はNG。巡礼者に敬意を払い、温かく迎え続けてきた四国の人々に迷惑をかけないよう注意しましょう。また、同行の仲間である別の巡礼者についても、行き交う際には黙礼などをして、道中の無事を念じたいものです。

お遍路の方法はさまざまですが、特に歩いてめぐる場合はとても体力を消耗します。くれぐれも無理はせず、自分のペースに合っためぐり方をしてくださいね。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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