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【日本の名字】由来や種類、特徴や珍しい名字まで豆知識をご紹介

長い間祖先から受け継がれてきた「名字」は、日本人にとって家系をたどり自分のルーツを知るためにもとても大切なものです。そこで今回は日本の名字について色々な豆知識をご紹介いたします。

日本における名字

日本は世界でも有数の名字の種類が多い国の一つに数えられています。
日本人の名字には、古来、天皇から氏族に与えられた一族のルーツや地位を示す「姓」と、平安時代(794年~1185年)中期以降誕生した「名字」の2種類があり、現在使われているものはほとんどが後者に当たります。
現在日本で使用されている名字は通常15万種類ほどですが、「高田(たかだ・たかた、など)」、「羽生(はにゅう・はぶ、など)」のように同じ漢字でも読み方が違ったり、「いとう(伊藤・伊東など)」「こじま(小島・小嶋・児島など)」のように同じ名字でも漢字が異なるものなどを数えていくとなんと約30万種類にもなるそうです。そのうち約7,000種類の名字で日本人の人口のおよそ96%をカバーしています。
一つの国でここまで名字の種類が多いのは、とても珍しいんですよ。

日本の名字の種類

日本人が現在使用している名字には、様々な由来がありますが、大まかに分けると8種類に分類することができます。主なものをみていきましょう。

地名に由来

日本人の名字で一番多いのが、地名に由来するものです。いくつかパターンがありますが、特に多いのが自分が住んでいた地名を名字にしたもの。また、自分がその土地の支配者であることを明確に示すために地名を名字とすることも多かったようです。
なんと日本全国47都道府県中、愛媛、沖縄を除く全ての都府県が名字として存在するんですよ。

代表的な名字:伊東(静岡県伊東市)、宇都宮(栃木県宇都宮市)、千葉(千葉市中央区にあった地名)、三浦(神奈川県三浦半島)、渡辺(大阪市にあった地名)
その他:石川、金子、葛西、佐竹、諏訪、伊達、長野、長谷川、松浦、三好、柳生、結城など多数

※全国には同じ地名がたくさんあるので、同じ名字だからといって必ずしも由来も同じということはないそうです。

地形・風景に由来

地名由来の名字に次いで多い名字。これは皆が地名由来の名字を名乗ると、同一地域に同じ名字の人が多数存在することになるので、区別するために生まれたそうです。
日本は山や川が多く、平地は開墾して田畑にしたため、「山」「川」「田」のつく名字がとても多いんですよ。
代表的な名字:山下(山のふもとに住んでいる)、古川(近くに古い川が流れている)、平山(近くに平らな山がある)
その他:山田、山本、山中、高山など(山に由来)、小川、細川、早川、川端、小泉、小池、池田など(川や池に由来)、田中、前田、新田、横田、畑田、畑中など(田畑に由来)

方位・位置関係に由来

日本には「東西南北」などの方角を表す文字がついた名字も数多くあります。これらの名字は一族が分家した際、本家から見てどちら側に住んでいるかや、ある地形に対する位置関係(川の上流に住んでいるから川上など)が由来になっています。また、方位を十二支で示したものが名字となっているものもあります(乾(いぬい、西北)、巽(たつみ、東南)など)。
代表的な名字:東、東田、東野、東山、西、西川、西田、西村、南、南田、南野、山南、北、北島、北野、北村

職業に由来

日本では、近代になるまで基本的に職業は世襲制でした。そのため、職業を名字としたものも数多くあります。
代表的な名字:庄司、荘司(荘園(8〜16世紀ごろにかけて存在した貴族や社寺の私有地)を管理)、大蔵(古代の政治制度で国に納めた税や貢物の出納を管理)、犬養(いぬかい、犬を用いて直轄地の守衛を担当)、鵜飼(うかい、鵜を使って鮎などの魚をとる人)、鍛冶(鍛冶職人)、紺屋(染物屋)、越後屋(越後国(現在の新潟県)出身の屋号(一門・一家の特徴をもとにつけられた称号)が名字化したもの)

よくある名字ベスト3

ここでは全国名字ランキングベスト3とおよその人数をご紹介いたします。

1位 佐藤 (日本全国に約1,871,000人)
佐藤という名字は全国各地でみられますが、特に東北地方に多い名字です。様々な由来説がありますが、平安時代を代表する貴族藤原氏の子孫・藤原公清が左衛門尉(さえもんのじょう)という役職についたことから名乗るようになったといわれています。
2位 鈴木 (日本全国に約1,797,000人)
東日本に圧倒的に多い名字。そのルーツは現在の和歌山県熊野地方にあり、もとは稲作に関する祭礼に関係する氏族でした。豊作を祈る神事で使う木の棒・鈴木がその名の由来となっています。
3位 高橋 (日本全国に約1,411,000人)
全国各地にみられる名字で、そのルーツに関しても色々な説があります。高橋には天と地を結ぶ高い柱の意味があり、神様の降臨を願い目印となる柱を立て、神事を行っていたのが高橋氏といわれています。現在も神社の神職には高橋という名字の人が多いんですよ。

珍しい名字をご紹介

日本では、名字ランキング上位10位までの名字が日本の人口の約1割を占めていますが、名乗っている人が100名以下の珍しい名字もたくさんあります。その数は、少なくても1万種類はあるというから驚きですね。

・小鳥遊(たかなし):「高梨」から転化した名字で、天敵である鷹がいなければ小鳥は自由に遊べるという言葉遊びになっています。和歌山県にみられる名字で現在この名を名乗っているのは30名ほどです。
・九(いちじく):同じくこちらも言葉遊び系の名字。「九」という1文字で「く」と読むことから「いちじく」と読むようになりました。新潟県、長野県などにみられ、現在およそ40名ほどの九さんがいます。
・鼻毛(はなげ):珍しい名字としてテレビやネットでもたびたび話題になる名字で、大阪に30名ほどいます。もともと「髭(ひげ)」という名字だったのが19世紀後半に先祖が変えてしまったそうなのですが、残念ながらその理由はわからないそうです。

日本で一番長い名字は?

一番長い日本の名字は漢字表記で5文字のもので、現在では2種類しか存在しません。一つは「勘解由小路」で、「かでのこうじ」と読みます。名字の由来は平安京にあった勘解由小路という通りの名前で、平安時代の有力貴族藤原氏の流れをくむ由緒ある家系です。現在日本でこの名字が残っているのは山口県のみで、その数は10人ほどです。
もう一つは「左衛門三郎」で、「さえもんさぶろう」と読みます。古代の日本の官職・左衛門尉がその名の由来となっています。埼玉県のみにみられる名字で、その数はおよそ10人ほどです。

一方、読み方で一番長いものは8文字の名字で、大正寺谷(だいしょうじたに)、東坊城(ひがしぼうじょう)、東四柳(ひがしよつやなぎ)などがあります。ヘボン式のローマ字表記ではHigashiyotsuyanagiの18文字が最長になります。

今回は、日本の名字にまつわる豆知識をご紹介しました。皆さんも自分の名字のルーツや珍しい名字など、気になるものがあったらぜひ調べてみてくださいね。意外な発見がありますよ。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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