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日本酒とは

原料である白米を蒸して、麹(※)と水を加え、発酵・熟成させてこして造られる「醸造酒」の一種。さらに、「アルコール度数22%未満」であること、「日本国内で造られたもの」という定義が法律で定められています。さまざまな種類があるほか、飲む温度によっても多彩な味わいを楽しめるところが魅力です。料理に使う基本調味料としても用いられます。

※米を蒸したものに麹菌を付着させて、繁殖しやすい温度・湿度などの条件のもとに培養させたもの

日本酒の歴史

日本酒の起源は非常に古く、「米麹を利用した米の酒造り」がはじまったと推定されるのは、実に紀元前300年から200年頃のこと。その後いくつかの書物に、酒に関する記述が見られるようになりますが、米を原料とした酒について最も明確な記述がなされたのは、700年代に編さんされた書物「播磨風土記」であるといわれています。そして、900年代には現代とほとんど変わらない製法が確立され、やがて江戸時代(1603年〜1867年)には、地方ごとの特色をもつさまざまな日本酒が各地に流通し、商品化されるにいたりました。

独自の製法が用いられる日本酒

米を発酵させて造られる日本酒ですが、この「発酵」とは「酵母が糖分を食べてアルコールを出す」ということ。しかし米そのものには糖分が含まれないので、まず米を麹菌の酵素によって糖分に変え、そこに酵母を加えて発酵させる、つまり「糖化」と「発酵」を同時進行させるという、とても巧妙で複雑、高度な独自製法が用いられています。しかもその製法でアルコール分が20度出るというのも、日本酒だけの特徴です。

日本酒の分類を知って、好みの日本酒を選ぼう

実にさまざまな種類がある日本酒。見分け方のベースとなるのは「純米酒」であるかどうかという点。基本的な原料である白米+米麹+水だけで造られていれば、それは「純米酒」です。そこに、香りや味のバランスを整え、個性を出すための原料である「醸造アルコール」をプラスしたり、原料となる米をどれぐらい削っているかの具合を%で表した「精米歩合」の組み合わせによって、「吟醸酒」や「本醸造」などと種類が分かれているのです。さらに、にごりの程度や「発泡性」の有無、加熱処理の方法など、その他にも色々な要素によって分類されていきます。

日本酒と焼酎の違い

日本のお酒の代名詞的存在である「日本酒」と「焼酎」。それぞれ見た目がよく似ていますが、その違いとはどんなものなのでしょう?まず第1の違いは製造方法にあります。日本酒は「醸造酒(穀物や果物を酵母によってアルコール発酵させた酒)」、焼酎は醸造酒を蒸留(液体を蒸発させてできた気体を冷やし、再び液体に戻すこと)させた「蒸留酒」です。主原料にも明確な違いがあり、日本酒は米、焼酎は芋類や穀物類などが多く使われます。アルコール度数は、日本酒は15度から16度、焼酎は25度前後なのが一般的です。

日本酒の名産地

日本各地で造られている日本酒。「米」と「水」というシンプルな原料だけに、各土地ごとの素材の持ち味が、そのまま風味や香りに直結するといわれています。それでは、主に日本酒造りの盛んな地域について、それぞれの特徴などをご紹介していきましょう。

魅力あふれる日本酒がそろう「京都」

かつて日本の中心地だった古都・京都には、国内でも指折りの有名な蔵元が集まっています。例えば「月桂冠」や「黄桜」、「宝酒造」など、非常に知名度の高い大手酒造会社が酒造りを牽引しているのです。蔵元があるのは京都市の伏見エリアが中心。京都の水は鉄分が少ないまろやかな味わいが特徴で、酸が少なく淡麗な味わいをもつ銘酒がそろっています。

生産量第1位「兵庫」

清酒(日本酒)生産量で全国1位を誇るのが兵庫県です。特に、神戸市と西宮市の沿岸部に栄えた日本有数の酒造地「灘五郷(西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の5つの地域)」を擁しており、有名な酒米「山田錦」の大生産地としても知られています。「白鶴」や「菊正宗」、「剣菱」など全国的にその名を知られる酒造メーカーも県内にはたくさん!飲み口は濃厚かつ芳醇でありながら、さらっと軽やかな点が特徴で、米の旨味を力強く引き出したものが多くあります。

日本屈指の米どころ「新潟」

米づくりが盛んな「新潟県」は、酒蔵の数が全国で最も多い、国内屈指の酒どころでもあります。良質な米と美しい雪解け由来の水から生まれる日本酒は、「淡麗辛口」な飲み口が特徴。水はミネラル分の少ない軟水で、冬の厳寒の中でゆっくり、そしてじっくりと発酵が進んでいくため、すっきりとキレのある味わいになります。もちろん銘柄も、朝日酒造「久保田」や八海醸造「八海山」などの有名どころがたくさん存在しています。

地域による日本酒の特色

地域ごとの特色を知れば、日本酒選びはもっと楽しくなります。各酒蔵や個々の銘柄で特徴は細分化されますが、大きく分けると寒い地域(北海道・東北地方など)は「辛口」、暖かい地域は「甘口(中国地方・四国地方)」のものが多い傾向にあります。より詳しい解説は関連記事を読んでみてくださいね!

日本全国の日本酒・代表的銘柄を知る

全国にある酒蔵数は約1,400以上、銘柄の数は約10,000以上あるともいわれている(都度入れ替わりあり)、広がりのある「日本酒」の世界。「これは!」という1本に出合うためには、やはりいろいろな銘柄を飲んでみるのがおすすめです。まず、どんな銘柄が定番なのかを知りたい方は関連記事を参考にしてみてくださいね。

さまざまな日本酒の飲み方、種類

冷やしても温めても美味しく飲める日本酒は、世界的にも珍しいお酒。これは、四季が繊細に移り変わる日本の気候風土に合わせて生まれ育ったお酒ならではの特徴といえそうです。その温度は約5℃から55℃くらいまでと幅広く、冷やした「冷酒」・ぬるめの「ぬる燗」・アツアツの「熱燗」と飲用温度を変えて多彩な味わいを楽しめます。
さらに、ふぐのヒレを焼いたものを熱燗に浸し、香ばしさや旨味を味わう「ふぐのひれ酒」などユニークな飲み方もあるほか、近年では発泡性のスパークリングタイプなども人気を呼んでおり、ますます日本酒の世界が広がっています。
ちなみにお店で日本酒をオーダーする際には「一合」という単位で数えられることを覚えておくと便利。これは容量約180mlを指しています。

日本酒に合うおつまみ・料理の選び方

日本酒は、香りの高いタイプや軽快なタイプ、コクのあるタイプなど飲み口や個性もさまざま。その美味しさをより引き立てるおつまみや料理との相性を考えるのも大切な要素です。ぜひ関連記事を読んで、多彩な美味しさを堪能してみてください。また、和食だけに限定されると思われがちですが、実は洋風や中華風などいろいろな味付けの料理とも好相性なんですよ。

日本酒の保存方法と賞味期限

アルコールの殺菌作用により、すぐには腐食が進まず、長期保存が可能な日本酒。それでもやはり、美味しく飲める期間は意識したいものですよね。通常の日本酒(※)は製造年月から約1年が目安。加熱処理を行っていない「生酒」などの種類は約9カ月までが飲み頃です。製造年月はボトルのラベルに記載されています。いずれの種類でも、開栓後はできるだけ早めに飲みきるのがベターです。なお、保管は冷蔵庫や直射日光を避けた冷暗所がおすすめ。美味しさキープのために縦置き保存を心がけましょう。

※酒をしぼった後と瓶詰めの前の2回、加熱処理を行った日本酒を指す

初心者におすすめの日本酒・売れ筋の有名日本酒

一般に、初心者が比較的飲みやすいとされている日本酒は、甘口タイプや、スパークリングタイプ。銘柄で言えば、上品な甘みが特徴の「極上の甘口(大関)」や、ほのかな酸味と甘さで人気のスパークリング「松竹梅白壁蔵『澪』(宝酒造)」などがおすすめです。
続いて、売れ筋の有名な銘柄もご紹介しておきます。日本の首相がロシアのプーチン大統領やアメリカのオバマ元大統領に贈ったことでも話題になった「獺祭(だっさい)(旭酒造)」や、まろやかでフルーティーな甘みとかぐわしい香りで大人気の「十四代(高木酒造)」など、一度は飲んでいただきたい銘柄がたくさんあります。

一度は飲みたい高級な日本酒とは?

通常、酒屋やスーパーなどで買える日本酒は「720mlで数千円(2,000円前後など)」というのが一般的な価格帯ですが、中には数万円(10,000円〜30,000円前後など)という高級銘柄も存在します。どんなものがあるのか?興味を持たれた方はぜひ関連記事を一読してみてはいかがでしょうか。

【日本酒を楽しめるおすすめの店】

それでは実際に美味しい日本酒を楽しめるお店を紹介していきましょう。今回は東京と京都のお店をピックアップしました。

京都のおすすめ:日本酒飲み放題の店「KYOTO SAKE GARDEN」

30蔵以上の京都の酒蔵が造った多彩な日本酒を飲み放題で楽しめる人気店。例えば「玉乃光」や「蒼空」、「澤屋まつもと」などの人気銘柄をはじめ、色々なコンクールで受賞しているプレミアムな銘柄まで、多彩に飲み比べできます。料理は、刺身や漬け物、そばなど色々そろってはいますが、ユニークなのは「持ち込みOK」という点。コンビニやスーパーなどで購入した食べ物を持ち込めるんです。もちろん「途中買い出し」も可能ですよ。

価格帯:3,000円前後〜

京都のおすすめ:日本酒飲み放題の店「KYOTO SAKE GARDEN」

京都府京都市中京区三条上ル恵比須町441-1 ル・シゼームビルB1

東京のおすすめ:寿司・日本酒食べ飲み放題の店「寿しやの台所 渋谷店」

渋谷駅から徒歩約5分という好立地にある人気店。こちらのお店では、日本酒好きの店主が厳選した豊富な銘柄がとりそろえられています。「獺祭」や「八海山」、「久保田」に「澪」など、今回の記事でご紹介したものも、もちろんラインナップ!飲み放題プランもあります。料理の種類も多彩で、寿司の食べ放題をメインに、サラダや鶏の唐揚げなどサイドメニューも充実しています。

価格帯:昼1,500円~2,000円前後、夜3,000円~4,000円前後
英語メニューあり
英語を話せるスタッフがいます

東京のおすすめ:寿司・日本酒食べ飲み放題の店「寿しやの台所 渋谷店」

東京都渋谷区宇田川町33-12 J+RビルサイドR B1

日本酒の酒蔵巡りの楽しみ方

日本酒の魅力をより深く堪能したいというひとは、ぜひ直接酒造所・酒蔵を訪ねて、伝統の酒造り文化に触れてみませんか?製造行程や仕込みに使われていた歴史ある道具などを見学できるところや、無料または有料で試飲できるところ、併設された飲食店で料理などとともに本格的に楽しめるところなど、さまざまな施設があります。

日本酒が買える場所

酒造所・酒蔵などで直売されていることはもちろん、酒屋(日本酒専門店もあります)、コンビニ、スーパーなどで手軽に買うことができる日本酒。そのほか、全国のお土産ショップにもご当地のお酒が置いてあるので、色々買って帰って飲み比べるのも面白いかもしれません。

試してみたい!日本酒を使った飲み物・食べ物

そのまま飲むだけでなく、日本酒を使ったカクテルやスイーツなど、さまざまな楽しみ方があるのをご存じですか?

日本酒を使ったカクテル

日本酒を使ったカクテルで代表的なものといえば、「サケティー二」や「サムライ・ロック」などが有名です。「サケティー二」はマティーニを和風にアレンジしたもの。店によってつくり方に若干の違いはありますが、一例として挙げると、日本酒とドライジンを「1:3」の割合でステア。本家マティーニ同様、オリーブを添えれば完成です。「サムライ・ロック」は日本酒とライムシロップを取り合わせてステアしたカクテル。すっきりとした酸味が魅力です。

日本酒を使ったお菓子

日本酒を使ったスイーツも数多くあります。例えば、もち米と米麹という日本酒の原料で作った皮で、小豆あんを包んで蒸した「酒まんじゅう」や、ケーキにプリン、ゼリーにマカロンなどです。そのほか、豊富な種類のフレーバーで国内外問わず人気を誇るチョコレート「キットカット」にも日本酒味があるのをご存じでしょうか?銘酒を使用した酒シリーズ(日本酒以外にも果実酒などのエディションあり)が好評発売中なので、ぜひおみやげとして選んでみてくださいね。

知ってる?日本酒活用法

「飲む・食べる」だけでなく、他にもいろいろな使い方ができるのが日本酒の魅力。例えば、浴槽に日本酒を少量入れて入浴剤として楽しむ「日本酒風呂」は、からだを温めるなどさまざまな健康効果に期待ができるといわれています。また、化粧水などのスキンケア製品に取り入れられる場合も。保湿効果など美肌にうれしい作用があるとされています。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

知れば知るほど奥深い日本酒の世界、いかがだったでしょうか?興味を持たれた方はぜひ実際に色々な銘柄・飲み方に挑戦してみてくださいね。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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