
夏の和菓子は見た目が涼しげだったり、のど越しがさっぱりしていたりと食べやすい工夫がされています。ただし、ここで紹介するのは、氷やアイスなど凍ったスイーツではないのがポイント。古くから日本で親しまれている、見た目は涼やか、食べて美味しい夏の和菓子5選をご紹介します。
1. 葛桜
くず粉(葛というマメ科の植物の根を使った粉)を加熱して作った透明の皮で滑らかな餡を包み、桜の葉の塩漬けを巻いたもの。皮越しに透けて見える餡の涼しげな見た目、弾力のある皮と餡の滑らかな舌触り、ほのかに香る爽やかな桜の香りが特徴の和菓子です。関西では葛まんじゅうと呼ばれています。生菓子の為、消費期限が短く日本以外ではそうそうお目にかかれないのでは?和菓子店の他、コンビニやスーパーマーケットで販売されていることもあります。

2. 水ようかん
寒天とあんこ(小豆を煮てつぶし砂糖などを入れて練ったもの)を煮て、こしたものを冷やして固めたお菓子。シンプルなお菓子だからこそ、水の美味しさや職人の技量が問われると言われています。水分が多くみずみずしいのが特徴で、のど越しがよく冷やして食べます。消費期限が長いカップや缶入りタイプの水ようかんはお土産にもおすすめ。日本では夏の贈り物の定番です。贈答用なら有名百貨店や和菓子店などで購入できます。スーパーマーケットで安く販売されていることもあります。

3. 抹茶ゼリー
かつては武士のたしなみの一つとして茶道で飲まれていた抹茶。現在は日本を飛び出し「Matcha」として海外でも大人気。そんな抹茶は飲む以外にも、アイスや抹茶ゼリー等、食べて楽しむこともできます。和スイーツの定番、抹茶を使った抹茶ゼリーは、ほろ苦く後味さっぱり。全国にある抹茶専門店や甘味屋等で食べることができます。夏の暑い日の観光の間にほっと一息つきたい時にピッタリですよ。

4. 琥珀糖
氷か宝石と見間違ってしまいそうな琥珀糖。寒天と砂糖を溶かし固めたものをカットし、表面を結晶化させています。外側は結晶化した砂糖がシャリシャリとして、中は柔らかいという不思議な食感が楽しいお菓子です。歴史は古く、江戸時代(1603年~1868年)までさかのぼります。近年、その見た目の美しさからSNS映えすると若い世代にも人気を呼んでいますよ。有名百貨店に出店している和菓子店などで購入できます。

5. くずきり
平たい透明の麺のようなくずきり。独特のモチモチとした食感で、冷たい黒蜜をかけて食べます。くずきりの「くず」は、先ほど紹介した葛桜と同じくず粉でできています。葛は腸を整える作用があり消化にいいため、古くから民間治療薬として利用されてきました。しかし、現在は混じり気のない葛粉100%の本葛は、供給量が少なく高価であるため、じゃがいもでん粉を原料にしたものが主流です。本葛の中でも最高級と言われる吉野葛を使用したくずきりは、葛の風味、弾力、喉越しの良さが格別ですよ。

観光の合間にほっと一息、夏の和菓子を食べて熱くほてった体をクールダウン。リフレッシュしてくださいね。
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