
お城は日本のメジャーな観光スポットの一つ。国内各地に有名な城跡が数多く残されています。そこで今回は見学の際に役に立つお城の知識をご紹介します!
お城とは?
城は敵の攻撃を防ぐために築かれた防御施設のこと。広い意味では堀や柵を巡らした簡単な施設も城と呼ばれています。城内には櫓(敵状の偵察や射撃のための高楼)をはじめ様々な建造物が存在しますが、一際目を引くのが「天守閣(天守)」。城のシンボルともいうべき高層建築物です。城主の指揮所として重要な役割を担い、物見や貯蔵などの機能をあわせもっていました。

日本のお城の種類は?
日本のお城はどんな地形の上に建てられたかによって大きく3種類に分類されます。一つ目は山地に築かれた「山城」。天然の地形を利用しているため敵からの防衛に秀でており、古代から中世にかけて数多く築かれました。二つ目は平地だけを利用して築かれた「平城」。世の中が徐々に安定し始めた16世紀末ごろから建てられるようになった、防御的な機能と政治的役割を併せ持つ城で、周囲には城下町が形成され、商業の中心として繁栄しました。三つ目は山城と平城両方の特徴を兼ね備えた「平山城」。見通しの良い丘陵上に築かれたタイプで、滋賀県の彦根城などがこれにあたります。
※画像は山城の代表例岐阜城

※画像は近世の平城の代表例広島城
日本のお城の数は?
堀などを設けただけの簡単なものを含むと、日本には3万〜5万の城があると言われています。現在一般にイメージされるお城は、15世紀後半〜16世紀前半に築かれたもので、大小あわせて3,000城ほどありました。しかし時代が下るにつれ城の数は次第に減少。400年以上昔から天守が現存している「現存天守」は12城のみとなっています。ただし名古屋城跡や大坂城跡の天守のように、再建されたものが全国各地に点在。往時の面影を偲ぶことができますよ。
※画像は現存天守の一つに数えられる彦根城

一度は見ておきたい!代表的なお城
姫路城(兵庫県)
世界文化遺産に登録されているお城です。城内の現存天守は真っ白で優美な木造建築。国内最高の美的完成度を誇ると評価されていてます。天守以外にも櫓や門、堀などが良好に保存されていて、日本独自の城郭構造がとてもよく示されています。
入城料:大人(18才以上)1,000円、小人(小学生・中学生・高校生)300円

松本城(長野県)
雄大な北アルプスを背景に築かれた平城。三重の水堀に囲まれた現存天守は1593-1594年に建てられたもので、国宝に指定されています。壁面の上部の白漆喰と下部の黒漆塗りがコントラストを織りなしていて、周囲の景観と絶妙にマッチしています。
観覧料(松本市立博物館との共通券):大人610円、小・中学生300円、小学生未満無料

金沢城(石川県)
金沢市に存在した平山城で、現在は公園として一般公開されています。国指定重要文化財「石川門」をはじめ、復元された五十間長屋や橋爪門続櫓などの建造物を見学可能。そのほか多種多様な石垣などのディテールも必見です。
入館料(菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門):大人(18歳以上)310円、小人(6歳~18歳未満)100円

熊本城(熊本県)
城域98ha、周囲5.3kmの巨大な平山城。大軍相手に難攻不落を誇った名城として知られています。大小2つからなる天守は1960年に復元されたもの。独特の形状をした石垣の上に建てられていて、威風堂々とした勇姿が見事です。2016年の震災の影響で現在は一部立ち入りが制限されていますが、二の丸広場などから天守閣を見学可能です。

今回ご紹介した以外にも日本には様々なお城があり、その地域毎の特色があります。興味をお持ちになったら、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
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