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知っておけばより楽しく鑑賞できる!「国宝」についての豆知識

観光旅行の際、目玉として取り上げられることも多い「国宝」。今回の記事では、そんな「国宝」誕生の経緯やジャンル、鑑賞の手引きなどをご紹介します。

目次

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国宝とは

日本が擁する文化財のうち、とくに文化史的・学術的価値が高いものとして、文部科学大臣が指定したもの。国が保護・管理しています。

国宝誕生の経緯

「国宝」という概念が誕生したのは今から約120年前。「国の宝を破壊・盗難・海外への流出などから守り、伝えていかなければならない」という思いのもと、1897年「古社寺保存法」によって制定されました。現在の「国宝」は、さらに、その後の1950年に制定された「文化財保護法」により規定されたものを指します。

日本国内にある国宝の種類と数

国宝の種別/区分はさまざまで、絵画・彫刻・工芸品・考古資料などの「美術工芸品」と「建造物」があります。その数は、2018年1月1日現在で「1,110件」。ちなみに全国で擁する国宝の数が多いのは、1位東京都・2位京都府・3位奈良県となり、とくに東京の「東京国立博物館」には87件と多くの国宝が所蔵されています。

東京国立博物館

国宝鑑賞ガイド

それではいくつか代表的なものをご紹介していきましょう。

絵画:風神雷神図屏風(俵屋宗達筆)

京都「建仁寺」所蔵、「京都国立博物館」に寄託されたもの。制作は17世紀とされ、絵師「俵屋宗達(生没年不詳)」の傑作と称されます。ユーモラスな要素も感じさせる「鬼神(風神・雷神)」の姿態の表現はもちろん、貼りつめられた金箔が単なる装飾である以上に、無限の奥行をもつ濃密な空間として効果を成している部分が見どころといわれています。
なお、京都国立博物館では通常展示はされておらず、特別展でのみ公開。建仁寺にはレプリカが常時展示されています。

絵画:風神雷神図屏風(俵屋宗達筆)

京都府京都市東山区茶屋町527

彫刻:阿修羅像

奈良県「興福寺」の国宝館に安置されている有名な像。制作は奈良時代(710〜794年)、漆を用いた「乾漆造」で高さは153.4cmです。阿修羅とは悪の戦闘神であった「修羅」が、改心して仏法に帰依した姿のこと。顔が3つで腕が6本の「三面六臂」で表現されています。戦闘神であるため、他の寺院のものは荒々しい形相で表現されることが多いのですが、興福寺の阿修羅像は武装をしておらず、美しく華奢な姿をしているのが特徴です。常設展示ではなく特別展などで公開されます。

彫刻:阿修羅像

奈良県奈良市登大路町48

工芸品:楽焼白片身変茶碗 銘 不二山(本阿弥光悦作)

江戸時代(1603〜1867年)、芸術家「本阿弥光悦」が嫁ぐ娘に贈ったとされる茶碗。現在は長野県「サンリツ服部美術館」所蔵ですが、常設展示は行っておらず年に一度、定期的に行われる企画展の際に公開しています。「不二山」と銘打たれている由来は、雪のかかった富士山に見立てたというものなど諸説あります。

工芸品:楽焼白片身変茶碗 銘 不二山(本阿弥光悦作)

長野県諏訪市湖岸通り2-1-1

考古資料:「土偶(縄文のビーナス)」

長野県・棚畑遺跡で出土した「土偶」。山形県西ノ前遺跡出土のものとともに、最古の国宝とされています。およそ4,000〜5,000年前のものとされ、全長27cmの立像形。つまみ出された胸と、大きく張り出したお腹や臀部などの様子から妊娠した女性を表したものとされています。茅野市尖石縄文考古館で常設展示されています。

茅野市尖石縄文考古館入館料:大人500円、高校生300円、小中学生200円

考古資料:「土偶(縄文のビーナス)」

長野県茅野市豊平4734-132

建造物:東大寺の大仏殿(金堂)

「最大の国宝」として有名な、奈良県・東大寺の「大仏殿(金堂)」。正面の幅57m・奥行50.5m・高さ46.8mで、創建当時はより大きいものだったともいわれています。創建は752年ですが、2度に渡って焼失。現在の仏殿は1708年に再建されたもので、荘厳な迫力を感じさせます。

大仏殿・法華堂・戒檀堂入堂料:大人(中学生以上)600円、小学生300円

建造物:東大寺の大仏殿(金堂)

奈良県奈良市雑司町406-1

ひとつひとつに悠久の時が物語るドラマを宿す「国宝」。保存の観点から常時公開されていないものも多いですが、もしタイミングが合えばぜひ実際に鑑賞し、その魅力を体感してみてくださいね。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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