
日本の春といえば桜のお花見ですが、桜にも実はたくさんの種類があるのをご存知ですか?今回は、特に有名な7種類の桜をご紹介。それぞれの魅力をより詳しく知ることで、より一層お花見を楽しみましょう!
1. ソメイヨシノ
もともと江戸時代(1603-1867年)に作り出された桜。日本を代表する有名品種で、現在では国内の桜の80%を占めています。日本で栽培されているソメイヨシノは全てクローン(挿し木や接ぎ木など)によって増やされているため、地域によって開花時期が揃います。3~4個の花が集まるように咲くのが特徴。また、葉っぱが出るより先に花びらが咲くため、見栄が良い桜です。
開花期:4月上旬


2. エドヒガン
日本では春分の日の前後3日ずつ、計7日間を春の「彼岸」と呼びます。この時期に花を咲かせるのが「エドヒガン」。本州・四国・九州に広く分布している桜です。花柱基部などに毛が多く、つぼ形のがく筒をもつのが特徴。非常に樹齢が長く、日本各地にこの品種の古木・巨木が存在しています。特に樹齢2,000年の「山高神代桜(山梨県)」や樹齢1,500年の「根尾谷淡墨桜(岐阜県)」は日本三大桜に選ばれている名木で、共に国の天然記念物に指定されています。
開花期:3月中旬


3. シダレザクラ
自身の重みで枝が垂れている桜の総称。エドヒガンの変種が多く、花色や花の大きさが多種多様なのが特徴。特に有名なのが、日本三大桜の一つ「三春滝桜」。福島県に咲いているエドヒガン系のシダレザクラで、樹齢1,000年以上、樹高13.5m、根回り11.3mの巨木。国の天然記念物に指定されています。その他にも、京都の「祇園枝垂桜」をはじめ、数多くの有名なシダレザクラが存在しています。
開花期:3月下旬


4. ヤマザクラ
主に西日本で見られる桜の品種で、成木の成葉裏面が帯白色になるのが特徴。大きくなると樹高が30m近くまで生長します。ソメイヨシノ登場以前は、花見の桜としてメジャーだった品種。山岳宗教と密接に結びついた奈良県吉野では、古い時代から現在に至るまで、この桜が大切に保護されてきました。30,000本ともいわれるヤマザクラが咲き誇る姿は、豪華絢爛ですよ。
開花期:4月中旬


5. オオヤマザクラ
花びらや葉っぱがヤマザクラよりも大きく、広卵状の樹形をしているのが特徴の桜。耐寒性が強く、北海道・北日本・四国に分布。特に北海道の桜は主にオオヤマザクラを指します。また長野県の「中綱湖」に群生しているのが有名で、濃いピンク色が湖面に映る様は絶好のフォトスポットです。その他、山形県の「西蔵王放牧場」なども、この品種の桜で知られていますよ。
開花期:4月上旬


6. ヤエザクラ
「八重咲き(花弁が幾枚も重なって咲くこと)」になる桜の総称で、1輪の花に10~130枚ほどの花びらがつきます。他の桜に比べて開花が遅いのも特徴の一つ。有名なのは、「知足院」をはじめ奈良の市街地に数多く植えられている「ナラノヤエザクラ」という品種。蕾のときは濃紅、花開くと淡紅色になり、30枚前後の花びらをつけます。
開花期:4月中旬~5月上旬


7. カワヅザクラ
美しい桃色の桜で、伊豆半島の「河津町」で発見された品種。満開期間が長いのが特徴。河津町では、この桜が川沿いに数多く植えられていて、温暖な気候により2月下旬から1ヶ月以上にわたって開花します。この時期には町内で「河津桜まつり」が催され、多くの花見客で賑わいを見せますよ。
開花期:3月上旬


いかがだったでしょうか?100以上もの種が存在する桜の中で、今回ご紹介したのは特に有名な品種。日本でお花見をする際には、ぜひどの品種なのかじっくり鑑賞してみてくださいね。
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