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知ればもっと面白くなる!日本の定番観賞魚「金魚」の魅力

水槽のなかを優雅に泳ぐ「金魚」。美しくゆらめくその姿は見ているだけで癒やされます。今回の記事では、そんな愛らしく綺麗な金魚の魅力にフォーカス!金魚をモチーフにしたアートやお菓子などもご紹介します。

金魚のルーツ

現在から遡ることおよそ2000年、中国南部で野生のフナのなかに赤い色のものが発見されたことがはじまり。これを原種として、変種の選別淘汰を重ねた結果、今日のような「金魚」に至ったといわれています。

日本での歴史

「金魚」が中国から日本に渡来したのは、1502年頃というのが定説。当時は貴族や富豪の、めずらしく奇妙な愛玩動物として飼われていたのだとか。その後、江戸時代(1603年〜1867年)には「金魚すくい」が流行したり、町中で金魚が売られたりするように。それ以降、時を経て現在に至るまで、日本人にとってはなじみ深い存在となりました。とくに夏の風物詩として愛されており、暑い日に水の中を優雅に泳ぐその姿に「涼」と「癒やし」を感じるのです。

金魚の代表的な種類

その種類は100以上も存在するといわれる「金魚」。専門店などでよく姿を見かける定番タイプを中心に希少価値の高いものなど、どんな種類がいるのかを見ていきましょう。

和金

日本人にとっては最もスタンダードといえるタイプで、非常に長い歴史をもっています。金魚の祖先であるフナに似た細長い体形で、赤色や赤白色が一般的。数多くいる金魚のなかで特別丈夫といわれています。

朱文金

「和金」と「三色出目金」といわれる種類を交配させたもの。まだら模様が特徴で、体つきはスマート。優雅に揺れる長いひれの美しさで人気を博しています。

出目金

「出目」とは目が飛び出しているという意味。その名の通り、大きく飛び出した目玉が特徴です。原種といわれる赤色の「赤出目金」のほか、突然変異で生まれたとされる黒色の「黒出目金」と白・赤・黒3色の「三色出目金」が存在します。

土佐錦魚

高知県高知市に昔から伝わる、純粋な国産金魚。県の天然記念物に指定されています。扇のように水平に広がる、際立って大きな尾が特徴です。水のなかを舞うように泳ぐ優美な姿から「金魚の女王」と称されることもあります。

オランダ獅子頭

頭部に肉瘤と呼ばれる脂肪がついているのが特徴。1789年〜1800年頃に中国から沖縄を経て長崎に渡来した種ですが、当時日本は鎖国制度を敷いていたため、珍しい渡来物は何でも「オランダもの」と呼ぶ傾向がありました。そのため、こちらの種も「オランダ」と冠されたのです。また、「獅子頭」とはライオンの頭という意味です。

丹頂

頭のコブ部分が赤く、それ以外の部位が白いことから「丹頂鶴」に似ているとされ、この名が付けられました。中国から渡来した金魚ですが、元々の名前は赤い帽子という意味の「紅帽子」というものだったそうです。体形は先ほどの「オランダ獅子頭」に似ています。

ランチュウ

江戸時代に中国から渡来した種。「和金」からの突然変異で、背びれがないのが特徴です。全国に愛好家をもつ「金魚の王様」と称される人気の種でもあり、美しい光沢をたたえた小判型の体形が好まれています。

南京

1750年頃に島根県で改良が加えられたとされる種で、県の天然記念物。名前の由来は中国の南京にあるという説など諸説あります。頭部が小さく背びれがなく、4つに分かれた尾をもつなどの特徴で知られます。

江戸錦

「ランチュウ」と「東錦」という種を交配させたもの。背びれがなく、モザイク透明鱗をもち、赤や墨色の模様が際立つ美しい種類です。

鑑賞法

古くは桶などに入れて上から鑑賞するスタイルが一般的でしたが、現在ではガラスの鉢や水槽に入れて横から鑑賞するのがポピュラー。自宅で飼育するほか、飲食店などに水槽が置かれている場合もあります。

生きている金魚だけじゃない!日本で鑑賞できる金魚アート

日本人にとってなじみの深い金魚は、アート作品のモチーフにされることもしばしば。たとえば、江戸時代に描かれた浮世絵や、近年人気を集めている「アートアクアリウム」。
2018年9月2日(日)までは神奈川県の「平塚市美術館」で、金魚絵師・深掘隆介氏の作品を鑑賞することも可能。独創的な技法を用いて、今にも泳ぎ出しそうな金魚の姿が描かれています。

浮世絵に見る金魚アート

浮世絵では、江戸時代の戯画の名手・歌川国芳による「金魚づくし」が有名。金魚の酒宴や雨の中で傘をさす姿など、 擬人化された金魚がユーモラスに描かれた全9点の作品群です。その多くはベルギー王立美術歴史博物館に所蔵されていますが、日本での展覧会に出品されることも。愛嬌たっぷりのかわいい金魚に出合えるので、タイミングが合えばぜひ見に行ってみてくださいね。

アートアクアリウム2018

例年夏から秋にかけて催される展覧会「アートアクアリウム」では、金魚を用いた幻想的なアート作品を楽しむことができます。
2018年は、東京・名古屋の2都市で開催。変幻自在の水槽や空間デザイン、光・音楽・映像などの演出技術によって表現される、豪華絢爛な和の世界を堪能できます。料金はいずれも一般1,000円(税込)。

東京
開催期間:2018年7月6日(金)〜9月24日(月)
会場:日本橋三井ホール(コレド室町1 5階)

名古屋
開催期間:2018年7月21日(土)〜9月16日(日)
会場:松坂屋美術館(松坂屋名古屋店 南館7階)

※画像は過去のイメージです

アートアクアリウム2018

お土産に買って帰れる金魚

お土産に買って帰るなら、金魚をモチーフとしたこんなアイテムはいかがでしょう?
夏の風物詩として親しまれる金魚は、暑い季節に使用する「うちわ」や「扇子」、「風鈴」などによく描かれるモチーフ。なかでもお土産にオススメなのが、かさばらず手軽に買える「てぬぐい」。手や身体を拭いたり、お部屋に飾ったり、さまざまな用途に使える木綿の織物で、「かまわぬ」や「永楽屋」などのメーカーが有名です。


夏の和菓子にも、しばしば金魚が登場します。たとえば、源 吉兆庵の「金魚」。みずみずしいマスカット味のゼリーのなかに、愛らしい金魚を浮かべた涼しげなお菓子なんですよ。
七條甘春堂の工芸菓子「金魚」は、日本芸術の一大流派「琳派」の同名作品をイメージしたもの。餡細工の金魚が優雅に泳ぐ琥珀羹(こはくかん・煮溶かした寒天に甘みをつけて固めたもの)に金箔を散らした、華やかなようかんです。

※画像はイメージです

いかがでしたか?日本人にとってはとても身近な存在である、金魚。日本を訪れたら、ぜひ実際にその魅力に触れてみてくださいね。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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