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知れば知るほど奥が深い!日本の伝統文化・茶の湯の世界

日本の伝統文化のなかで、断トツの人気を誇る「茶の湯」。日本に来たらぜひ体験してみたい、と思っている方も多いのでは?そこで今回は、その歴史や作法を通して茶の湯の魅力をご紹介します。

茶の湯の歴史

茶の湯とは、さまざまな作法に則ってお茶を点てる日本の伝統文化。現代では江戸時代初期ころからの呼称である「茶道」と呼ばれることも多いです。
日本のお茶文化は、禅僧が中国から茶の実を持ち帰った鎌倉時代(1185〜1333年)が黎明期。室町時代(1336〜1573年)になると喫茶が習慣化し、上流階級では華やかな茶会が開催されるようになりました。 安土桃山時代(1573〜1603年)に登場するのが、最も有名な茶人・千利休。質素なものの中に美しさを見いだす「詫び寂び」の精神と、一服の茶を心地よく楽しんでもらおうという「もてなし」の心を重視する「侘び茶」を確立。現在の茶の湯・茶道のカタチが完成されました。

茶室について

茶室とは客人を招いて茶のお点前(お茶を点てる作法・所作)をする空間のこと。草庵茶室※の入口は「にじり口」と呼ばれ、体を低くかがめて入室するのが特徴なんですよ。室内で重要なのが掛け軸や季節の草花がいけられた花入れなどを飾る「床の間」。点前座(お茶を点てる場所)の近くには、茶釜を据えるための炉が切られています。
「露地」と呼ばれる庭園は、眺めるためのものではなく、茶事の前の導入的な空間。茶席につく前には、露地にある蹲踞で手を清めます。

※書院茶室と草庵茶室があり、前者は建物内の1室として設けられた茶室。後者は母屋とは別になった独立型の茶室のこと。

茶道具・美術品について

お茶を点てるために湯を沸かす「茶釜」やそこから湯を汲む「柄杓」、抹茶を入れる容器である「棗」…etc、各道具の美しさも重要です。抹茶を飲むための「茶碗」一つとっても、形や色合い、模様はさまざま。どんなデザインを選ぶかやその組み合わせが、主人が客人をもてなすための空間づくりにおける大切な要素だと考えられているんですよ。
床の間に飾られる掛け軸や花入れなどの美術品も同様。掛け軸の日本画や書の内容には、主人からのメッセージや茶会のテーマが込められているんですよ。

お菓子・懐石料理について

お茶の味を引き立たせる「お菓子」は、茶の湯の世界に欠かせないもの。四季折々の草花などがモチーフになっていて、その見た目や味わいを楽しむのも茶席の醍醐味です。
また、濃茶※を飲む前に出されるものに「懐石料理」があります。濃度の高い濃茶は胃への刺激が強いため、それをやわらげおいしくお茶を飲めるようにと生まれたもの。一汁三菜を基本とし、料理とともに日本酒も楽しみます。今では日本料理店などで出される華やかなもののイメージが定着していますが、もともとは茶の湯の言葉なんですよ。

※茶道で飲むお茶はサラリとした「薄茶」と濃度の高い「濃茶」の2種類

作法について

お茶の点て方はもちろん、お茶を飲む際にもさまざまな作法があります。例えば、お菓子はお茶を飲む前に食べきるのが作法。お茶を出してもらったら、茶碗を左手に乗せ右手を添えて持ち、「お点前頂戴いたします」と言って軽く頭をさげます。出された茶碗は正面が自分に向いているので、右か左に2度まわし、正面を避けて口をつけます。お茶は3口半で飲みきるのが理想。飲み終わったら、人差し指と親指で、飲み口をなぞり懐紙で拭くのを忘れずに。尚、茶席につく時には、上着や帽子などは脱ぐのがマナー。畳のへりやふすまの敷居を踏むのもNGです。

シンプルだけれど美しい、詫び寂びの世界が広がる茶の湯の世界。作法は流派によって少しずつ異なりますが、体験教室では講師が丁寧に教えてくれるので安心ですよ。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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