
日本に来たら温泉だけでなく、庶民の文化「銭湯」も体験してみては?「初めてだから心配…」という方のために、初心者でもよくわかる銭湯でのマナーをご紹介。これを読んでぜひ挑戦してみてくださいね。
銭湯とは
お風呂好きな国・日本には、さまざまなお風呂スポットがあります。その代表は全国各地の温泉地ですが、庶民の暮らしに最も身近なのは「銭湯」。日常的に使用する公衆浴場で、男女別の浴室に大きな湯船と髪や身体を洗うための洗い場が設けられています。
古くから娯楽や社交の場としても親しまれ、常連客や友人と談笑しながら湯に浸かるのを楽しみに訪れる人も多数。現在はより娯楽性の高い「スーパー銭湯」も人気で、多彩な湯船や岩盤浴のほか、館内で食事やゲームが楽しめるところもあります。
日本の温泉で気をつけるべきマナー>

料金
銭湯の入浴料金は都道府県によって異なりますが概ね大人400円前後。スーパー銭湯は規模や施設の充実度によってお店ごとに異なり、大人500〜2,500円程度です。
基本マナー
銭湯での基本マナーとして、「湯に浸かる前に十分にかけ湯をするか身体を洗う」、「脱衣所に戻る時は身体の水分を拭う」、「タオルや髪の毛は湯船に入れない」などがあります。公共の場である銭湯では誰もが心地よく過ごせるよう配慮しましょう。

洗い場では
場所取りはNG
数に限りがある洗い場は、私物を置いたままにして場所をキープしておくのはNG。浴室内に物置き棚がある場合、石鹸などの私物は棚へ置いておきます。
周囲への配慮を
シャワーや洗面器を使って湯を浴びる時は、周囲の人にかからないよう注意して。手で鼻をかんだり、歯磨きをしたりするのも控えましょう。衣類や下着などの洗濯もマナー違反です。
使ったものは元に戻す
洗面器やイスを使った後は、サッと湯で洗い流して元の場所に戻します。ゴミや落とした髪をそのままにして置くのもNG。次の人が気持ち良く洗い場を使えるよう、キレイな状態にしておきましょう。
その他の注意点
石鹸・シャンプー・リンス・タオル類などを備え付けで置いている銭湯もありますが、一般的には各自で持参するもの。まれに常連客が洗い場に私物を置いたままにしていることもありますが、勝手に使わないよう気をつけて。持って来るのを忘れた時は、番台(受付のこと)で購入できる場合もあります。

サウナでは
身体を拭いてから入る
髪や身体から水滴を垂らしながらサウナに入るのはマナー違反。床やイスに敷かれたマットが濡れてしまうので、しぼったタオルで水分を拭き取ってから入室を。
必ず汗を洗い流す
たっぷり汗をかいた後は、開いた毛穴を引き締めてくれる水風呂に入るのがおすすめ。サウナを出たら浴槽に入る前に、かけ湯やシャワーで全身の汗を流すのがマナーです。

岩盤浴では
おしゃべりは控えめに
岩盤浴の浴室は声が響きやすいので、周囲の人にとっては少しのおしゃべりでも気になるもの。誰もが安らげるよう、会話は必要最低限に抑えましょう。
寝ないように注意!
心地よい岩盤浴ではついウトウトしてしまうこともありますが、完全に寝入ってしまわないよう注意。おしゃべり同様、イビキや歯軋り、寝言が浴室内に響き渡ってしまいます。脱水症状を起こす危険性も!
譲り合って利用を
予約交代制ではない岩盤浴で、場所取りをするのもマナー違反。浴室を離れる際には、タオルなどの持ち物は一緒に持って行きましょう。岩盤に汗が垂れていれば退室前に、自分のタオルで拭き取ることも忘れずに。

そのほかの注意点
こんな時は入浴を控えよう
お腹の調子が悪い時や吐き気がある時の入浴も厳禁。湯船のお湯を汚してしまっては大変です。また、生理中は免疫力が低下し感染症にかかりやすくなるため、大勢の人が利用する銭湯はNG。怪我などで出血中の場合も、感染症を避けるため利用は控えて。また入浴は身体に負担がかかるため、体調が優れない人も避けるのがベター。タトゥーが入っている人は入浴を断られる場合もあります。
貴重品は持っていかない
脱衣所には、荷物や脱いだ衣服を入れておくカゴやロッカーが用意されていますが、鍵付きでない場合も多々。持って行くお金は入浴料や湯上りの飲み物代程度にしておきましょう。
無理は禁物!
湯船やサウナに長時間入っていると、脱水症状に陥ってしまいます。過度な長湯は避け、水分補給や休憩をしながら入浴を楽しんで。
周囲の迷惑にならないように
銭湯は身体の汚れを落とすためだけでなく、疲れを癒したり、リラックスしたりする場所でもあります。広い浴室とはいえ大声での会話はNG。目のやり場に困る行動にも気をつけて。隠すべき部分はタオルを使ってさりげなくカバーしましょう。
海外旅行では、その国の生活文化を体感するもの楽しみのひとつ。マナーを守って日本ならではの銭湯文化に触れてみてくださいね。
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
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