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日本酒選びに関する知識と用語

2016.09.30

Writer name : tanabe

日本酒を選ぶときに知っておくと便利な分類法や種類についての用語を集めました。これを知っていればあなたも日本酒通!?

1. 日本酒の基本の分類

日本酒は銘柄だけでなく、いくつもの種類があって選ぶ際に迷うことがあるかもしれません。お酒を選ぶときの基本となる、製法による分類法があるので、簡単にご説明しましょう。まず、日本酒は米と米麹(こうじ)、水で作られていますが、それに加えて「醸造アルコール」などが添加されているかどうかによって大きく2つに分けられます。米と米麹、水だけの日本酒には「純米(じゅんまい)」とつきます。
さらに使用する米をどの程度削るかという「精米歩合」によって分けられます。この精米歩合は、米を30%削った場合は「精米歩合70%」というように表記されます。これが高いほどフルーティーな香りの日本酒に。また日本酒を温めて飲む「熱燗(あつかん)」に適しているのは、精米歩合が低いものです。精米歩合が高いほど米をたくさん使い手間もかかるので価格は高い傾向にありますが、この分類は決して日本酒のランクや味の良さを決めるものではありません。どれが気に入るかは好みによるので、自分にあったタイプを探してみてください。

(1)「純米」タイプの日本酒

水と米麹、米で作られた「純米」タイプの日本酒は、米本来の香りとコクが楽しめます。味はしっかりしていますが、甘めのものが多いです。現在規定はないですが、一般的に精米歩合が70%程度のものが「純米酒」といわれています。また、規定で60%以下のものが「純米吟醸酒(じゅんまいぎんじょうしゅ)」、50%以下のものが「純米大吟醸酒(じゅんまいだいぎんじょうしゅ)」です。日本酒をあまり飲みなれていない人には雑味の少ない「純米酒」が飲みやすいでしょう。

(2)醸造アルコールなどを使用した日本酒

醸造アルコールなどを添加した日本酒のうち、精米歩合が70%以下のものが「本醸造酒(ほんじょうぞうしゅ)」、60%以下のものが「吟醸酒(ぎんじょうしゅ)」、50%以下のものが「大吟醸酒(だいぎんじょうしゅ)」で、辛口のものが多くなります。本醸造はスッキリとしており、食事をしながら飲むのに適しています。初心者にはシンプルな「吟醸酒」がおすすめです。


2. いろいろな日本酒

基本の分類以外にも、日本酒にはさまざまな種類があります。主なものをいくつかご紹介しましょう。これらが基本の分類と組み合わされると「吟醸生貯蔵酒」や「純米大吟醸生原酒」といった種類になります。

(1)あらばしり

発酵した日本酒を絞る際に、最初に自然に出てくる濁った酒で、みずみずしさが特徴。少量しか取れないため、希少価値が高いお酒です。

(2)原酒(げんしゅ)

通常水を加えてアルコール度数を調整するところ、水を加えていないものが原酒。アルコール度数が高めで20%程度あり(通常は13%~16%程度)、濃厚で深い味わいが楽しめます。

(3)古酒(こしゅ)

熟成酒(じゅくせいしゅ)ともいい、前年度以前に作られ熟成された日本酒で、円熟したまろやかな味わいが特徴。日本酒の中では高価な部類に入ります。反対に、その年作られたものを「新酒(しんしゅ)」といいます。

(4)生酒(なましゅ、なまざけ、きざけ)

通常2回行われる火入れ(加熱処理)を行っていない日本酒です。絞りたての日本酒の新鮮さを楽しむことができます。出荷前に1度だけ火入れを行ったものは「生貯蔵酒(なまちょぞうしゅ)」といい、1度火入れをした後出荷時には火入れをしないものを「ひやおろし」といいます。

(5)にごり酒

酒を絞る際に粗い布でこした濁った日本酒。このにごりには夏バテ防止にもなると言われるほど栄養がたくさん含まれています。瓶の中で沈殿している場合、瓶を揺らして均一に混ぜてしまいがちですが、全体を混ぜた状態と、上澄みだけ、軽く混ぜた状態とではそれぞれ違った味わいになります。1本で何通りもの楽しみ方ができるのも、にごり酒の魅力です。

いかがでしたか?日本酒の主な特徴を知っておけば、飲食店で注文するときやお土産に購入するときにきっと役立つことでしょう。ぜひお気に入りの1杯を見つけてください。

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