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歌舞伎の楽しみ方

2016.08.10

Writer name : o-dat

日本の伝統芸能といえば歌舞伎(かぶき)が有名ですが、敷居が高いと感じている方も多いのではないでしょうか?そんなあなたに、今回は歌舞伎の楽しみ方をご紹介します。

歌舞伎とは?

江戸時代(1603年~1868年)に大成した日本の大衆演劇。約400年以上の歴史があり、さまざまなテーマを扱います。最初は女性のみで演じる「女歌舞伎」でしたが、風紀上の理由から当時の政府に禁止されました。続いて少年のみの「若衆歌舞伎(わかしゅかぶき)」を経て、最終的には成人男性のみの「野郎歌舞伎」だけが許可され現在に至り、女優の代わりに男性が女形(女性役)を演じます。近代の演劇のように写実的ではなく、あくまで舞台上でそれっぽく見えることを大事にして、様式的な形で発展しました。

どこで見るのか?

歌舞伎座(東京・東銀座)の他に、新橋演舞場(東京・東銀座)、国立劇場(東京・半蔵門)、浅草公会堂(東京・浅草)、大阪松竹座(大阪・なんば)、京都四條 南座(京都・祇園四条)、博多座(福岡・中洲川端)、金丸座(香川・琴平)など、多くの場所で上演しています。
初心者や訪日観光客の方には「同時解説イヤホンガイド(日本語)」がある歌舞伎座、新橋演舞場、国立劇場、浅草公会堂、松竹座、南座などや、英語版のある新橋演舞場、国立劇場がおすすめ。歌舞伎座には「字幕ガイド(日本語・英語)」もあります。

どんな内容なのか?

主な演目の内容は江戸時代以前の公家や僧侶、武家社会を描いた「時代物」、当時(江戸時代)の庶民の暮らし、ニュースやゴシップを描いた「世話物」、舞踊を中心とした「所作事」、明治時代以降に作られた「新歌舞伎」などがあります。「所作事」はセリフが少なめで初心者におすすめ。
「昼の部」と「夜の部」の1日2部制が基本ですが、3部制で上演されることもあります。それぞれ違った演目が上演され、基本、上映時間は合計4~5時間ほどと長めです。

チケットを購入しよう!

席によって、価格(4,000円~20,000円ほど)は変わります。インターネットや電話、劇場の切符売り場でチケットを購入することができます。英語対応のチケット購入サイト「チケットWeb松竹公式ホームページ」もあります。
また、劇場購入の当日チケットで、通しよりもリーズナブルで気軽に好きな幕(ひとまとまりの場面)だけを見られる「一幕見席(ひとまくみせき)」も人気です。幕によって価格が変わり、先着順なので事前に余裕を持って劇場に行く必要があります。


チケットWeb松竹公式ホームページ

観劇前に

ドレスコードは特にありません。少しおしゃれめの一般的な服で大丈夫。
初心者には、先ほどご紹介した「同時解説イヤホンガイド」や「字幕ガイド」がおすすめ!サービスのある施設で観劇する時は、事前に借りておくのをお忘れなく(別料金)。また、演目のあらすじなどを掲載している簡易的な解説書「筋書」(日本語・英語)を購入するとさらに歌舞伎の世界を楽しめますよ!「筋書」は、劇場の1階にあることが多い「筋書売場」や売店で入手することができます。

いざ、観劇!

5分前には余裕を持って着席。いざ観劇です! 観劇が始まったら、その独特な世界観と迫力ある役者の演技を楽しみましょう。
観劇中は飲食禁止、携帯の電源を切る、しゃべらない、身を乗り出さない、撮影・録音しない、帽子をかぶっている場合は脱帽するのがマナーです。

幕間の過ごし方

一つの演目が終わり、次の演目が始まるまでの休憩時間は「幕間」と呼ばれます。時間は約30分(短い場合もあります)。この間にお手洗いへ行き、座席や休憩所で食事を楽しみましょう。劇場内のレストランもありますが、短い時間で慌ただしいので、お弁当を事前に持っていくか、劇場で買って食べるのがスムーズですよ。歌舞伎座なら、地下2階「やぐら」の人気の弁当「鰻と穴子の味わい弁当(1,200円※11:00 amから販売。数量限定)」がおすすめです。

歌舞伎の楽しみ方

歌舞伎の舞台にはさまざまな仕掛けがあります。役者の演技はもちろん、役の性格を誇張し、様式化された衣装や華やかな舞台セット、三味線や太鼓、笛、長唄など日本ならではの音楽・効果音も楽しみどころです。また、歌舞伎のおもしろいところは、ある決まったタイミングで「●●屋(屋号のこと)!」「待ってましたー!」など大向う(舞台向う正面奥の観客)が舞台に向かって掛け声をかけます。これがまた舞台を盛り上げるのですが、こちらは勉強会が行われるほどタイミングが命。掛け声は、歌舞伎観劇ベテランの方々にお任せしておきましょう。

公演後はお土産を

無事、歌舞伎観劇を楽しんだ後は、お土産選びです。劇場には歌舞伎の絵柄をあしらったお菓子やグッズなど面白いものがたくさん!近頃、人気なのは歌舞伎独特のメイク、隈取(くまどり)をモチーフにしたフェイスパック。ぜひ試してくださいね!

いかがでしたか?基本を知っておけば、意外と難しくないものです。まずは一幕見席からトライしてみませんか?今回の記事を参考に、ぜひ、歌舞伎を観に行ってみてくださいね!

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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