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【初心者向け】お座敷遊びの仕方

2016.05.12

Writer name : Mayuka Ueno

正統派の日本文化を堪能できる料亭では、舞妓(まいこ)や芸妓(げいぎ)と呼ばれる芸者さんたちと“お座敷遊び(芸者遊び)”なるものを楽しむことができます。今回は観光客の皆さん向けに初心者がおさえておくべきお座敷遊びの基礎知識をご紹介します。

1. お座敷遊びって?

京都などに行くと、舞妓さんや芸妓さんと呼ばれる着物姿の女性を見かけることがあります。そんな彼女たちと酒席で芸を観賞したり会話を楽しんだりすることを「お座敷遊び」と言い、日本でしか味わえない楽しみ、文化のひとつです。
伝統芸能の継承者である舞妓さんや芸妓さんは、普段から稽古を積み芸事に磨きをかけていて、それを間近で見ながら食事やお酒をたしなむのはまさに贅沢な時間。日本に来たなら是非一度は体験していただきたいものです。ちなみに、お座敷遊びという言葉のイメージから男性向けの遊びだと思われる方も多いようですが、もちろん女性も大丈夫。女性だけのグループで楽しむ方もいるのでご安心ください。


①芸事鑑賞

そのお座敷によっても順序が異なる場合がありますが、まずは舞妓さん芸妓さんの卓越された芸事を観賞しましょう。日本舞踊や長唄、三味線の演奏など、みなさんそれぞれに極めているプロの技を披露してくれます。


②歓談

食事を楽しみながら、舞妓さんや芸妓さんとの会話を楽しみましょう。彼女たちがお酌をしてくれるのでついついお酒が進んでしまいそうですが、それも含めてお座敷遊び。彼女たちの奥ゆかしさを兼ね備えた会話術にも感心させられるでしょう。


③お座敷(お茶屋)遊び

舞妓さんたちと簡単なゲームをする「お座敷(お茶屋)遊び」というものがたくさんあるので、その中から2つほどご紹介しましょう。まずは「金毘羅(こんぴら)ふねふね」。台の上にはかまを置き、舞妓さんと向かい合って座ります。「金毘羅ふねふね」を歌いながら、”はかまを取った人はグーを出す、取らなかったらパーを出す”というルールで動作を間違えた方が負け。簡単なように思えますが、歌いながらだと案外難しいものです。手慣れた舞妓さんたちの前では緊張して間違えやすくなりがちですが、がんばりましょう!次は「野球拳」。これも野球拳の歌を三味線などに合わせて歌い、野球の投手・打者・走者の身振りをしながらじゃんけんで勝負を決め、負けた方がお酒を飲みます。もちろん無理は禁物ですが、飲まされすぎないようにじゃんけんを練習しておいたほうがいいかもしれません。


2. 舞妓さんと芸妓さんの違いって?

「舞妓さん」とは芸妓さんになる前の見習い期間の少女のことを指します。年齢は15~20歳くらいで、華やかな着物とかんざし、だらりの帯(背面の帯を結び留めず、垂らしたような巻き方)が特徴。舞妓としての見習いを卒業すると“襟替え”という儀式をして芸妓さんになります。芸妓さんには2種類あり、舞踊を担当する「立ち方さん(たちかたさん)」と三味線や歌を担当する「地方さん(じかたさん)」に分かれます。舞妓さんは通常だと立ち方さんとして活動することになり、舞妓時代よりも大人っぽい着物や装飾品を身につけます。



舞妓さん

3. 遊ぶときのマナー

お座敷遊びというくらいなのでかしこまる必要もないのですが、最低限守るべきマナーをご説明しましょう。

①時間厳守

基本的なことですが大事です。お座敷はお客様の揃う時間に合わせて玄関に打ち水をまき、芸妓衆を集め料理の準備をします。約束の時間に遅れると、これらのおもてなしを台無しにしてしまうので、とても失礼な行為にあたります。

②芸妓さんたちに食べ物は勧めない

お酌をしてもらって、芸妓さんたちにもお酒を勧めるのはOKですが、食べ物は勧めないようにしましょう。彼女たちはお座敷遊びの席では一切食べ物を口にしません。

③写真を撮るときは必ず一声かけてから

撮影禁止ではないですが、マナーとして必ず一声かけましょう。みだりに近づきすぎて撮ることも失礼にあたるので控えてくださいね。

④芸妓さんたちに触れてはダメ

芸妓さんたちが身につけている着物や装飾品はとても高価なものばかりなので、みなさんとても大切に扱っています。なのでみだりに触れてはいけません。あくまでも大人の社交場として楽しみましょう。

4. どこで遊べる?予算は?

お座敷遊びができるところは日本各地にありますが、京都では祇園や先斗町(ぽんとちょう)、東京では神楽坂や浅草、その他大阪や神戸、金沢などが有名です。各土地や料亭によって値段はピンキリですので、予約をする際にリサーチしておきましょう。基本的には舞妓さん芸妓さんの料金に飲食代金がプラスされるシステムで、大体の相場としては一人10,000円前後から高級になると40,000円前後のところまであります。ですが、観光客向けの体験プランや団体割引などがあるところもあるので、安く抑えたい場合は大人数で遊べるお座敷がよいでしょう。

観光やショッピングも良いけれど、伝統的な大人の遊びを楽しむのも旅の素敵な思い出になること間違いなし。ちょっとディープな日本を味わってみてはいかがでしょう。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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