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着物だけじゃない!日本のユニークな「衣料品」

2016.04.07

Writer name : science_girl

最近の日本では日常で着物を着ることはすっかり少なくなりましたが、日本には着物以外にもユニークで実用的な独自の衣料品があるんです!お土産にもぴったりな、日本ならではの衣料品たちを紹介しましょう。

日本の靴下には「指」がある

日本には変わった靴下があることを知っていますか?一般的な靴下の先は丸くなっていますが、日本には「足袋型ソックス」と呼ばれる二股のものや、「五本指ソックス」と呼ばれるそれぞれの指を入れる靴下があります。足の指を一本ずつ入れるなんて面倒だと思うかもしれませんが、このような形には2つの意味があるんです。一つ目の理由は下駄や草履といった日本古来の履物を履くために適しているということです。下駄や草履は足の親指と人差し指で鼻緒を挟んで履く、日本のサンダルです。この鼻緒をつまむためには靴下の足先が二股になっている必要があるのです。「足袋型ソックス」にはこのなごりが残っています。さらに、二つ目の理由は足の指先を分けることで、血流改善や足先で踏ん張りやすくし、姿勢を正しく保つことです。変わった形に見えるかもしれませんが、「足袋型ソックス」、「五本指ソックス」には疲れにくいという効果もあるんですよ。観光などでたくさん歩くときにはぜひ利用してみてください。夜の疲労感が違ってきます。


冬は「綿」の入ったきものが快適

日本の着物や浴衣は素敵だけど、「高いし、着るのが大変そう!」と思ったことはありませんか?たしかに着物や浴衣は高額なものが多く、また帯や草履などの付属品も揃える必要があるため、日常使いにはハードルが高すぎると感じる方も多いかもしれません。それでは、もっと気軽に楽しめる日本の伝統的な服はないのか?それなら「はんてん」、「ちゃんちゃんこ」と呼ばれる防寒着がおすすめです!着物とよく似ていますが、「はんてん」には中に綿が詰められています。そのため、まるで布団をきているように暖かく、寒い冬でも快適に過ごすことができるのです。ちなみに、昔はこの「はんてん」の綿を春の暖かくなった頃に抜き取り、寒くなるとまた綿入れをしていました。このように昔の日本では同じ着物でも、中の綿の量で温度調節をして一年中着ていたんです。とてもエコですよね。暖かさも十分なのでナイトガウンにもぴったりですよ。


「パンツ付」の動きやすい着物

日本には着物以外にも「作務衣」、「甚平」と呼ばれる和装があります。「作務衣」と「甚平」の大きな違いはズボン部分。「作務衣」のズボンは足首まである長ズボンタイプなのに対して「甚平」はハーフパンツになります。「作務衣」は一年中着る服ですが、「甚平」はおもに夏場に着ます。よって「甚平」の多くは、風通しをよくするために脇がタコ糸で編んであるものもあります。どちらもくつろぐときに着る服で、「甚平」は夏場を快適に過ごすための服ですが「作務衣」は作業着として着る人も多いです。とくにお寺のお坊さんが掃除や作業をするときによく着ているものです。またお蕎麦屋さんなどでも厨房の中で着ている職人が多くいますね。和のテイストが強く出ている作業場に雰囲気がぴったり合うからでしょう。どちらも価格がリーズナブルなものが多いので、着物は高くて手がでないと思った方はお土産にチョイスしてみてはいかがでしょうか?


日本の「エプロン」は店の顔!

日本には「前掛け」と言われるエプロンがあります。昔ながらの酒屋や青果店などのお店で見掛けることの多い「前掛け」は腰に巻いて肌を守ったり、衣類を汚さないために使用しますが、お店の名前や屋号などを入れておくことで宣伝効果も担っています。とくに接客業では、店名の入った「前掛け」をしてお店に立つことでお店への誇りや責任感が生まれるようです。しかし、「前掛け」の効果はこれだけではありません。運動機能を高める効果もあるんです。腰に巻く紐によって腰骨を締め、腰への負担を軽減し、体の動きをサポートするので腰を痛めにくく、疲れにくいと言われています。薄くて軽い「前掛け」ですが、一枚で何役もこなす便利なものです。かわいいデザインのものもあるのでお土産にいかがですか?和物雑貨のお店で購入することができますよ。


粋でクールな日本の「サンダル」

日本には「草履(ぞうり)」、「下駄(げた)」と呼ばれるサンダルがあります。現代の日本では日常で履いている人を見かけることは少なくなりましたが、昔は男女を問わず「草履」や「下駄」を履いていました。どちらも高温多湿な気候でも蒸れないように開放的な作りになっています。足の指で鼻緒を挟んで歩くため、疲れにくく、健康にも良いと言われているんですよ。あまりに開放的で冬は寒そうですが、冬には「雪駄(せった)」を履いていました。皮底の踵部分に尻鉄がついており、雪道でも滑りにくく、さらに防水機能があります。「草履」と違って湿気を通しにくいので熱を逃がさず暖かい履き物だったようです。日本に来たら「草履」と「下駄」を履いてみましょう!きっとクールですよ!


日本の衣類として着物は世界的に有名ですが、四季がはっきりしている日本には着物以外にも生活の知恵が詰まった衣類がたくさん存在します。寒い冬も暑い夏でも快適に過ごすことができ、さらに環境と人肌に優しい日本の古来の衣類。魅力的だと思いませんか?

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