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写真:Samantha Lees / 撮影協力:富岡市・富岡製糸場

群馬と新潟を旅して:現代の情熱が込められた伝統文化 [PR]

東京の北西に位置する群馬と新潟。日本の中央部に位置するその地域では、現代の職人たちの手によって復興された古くから伝わる工芸品が多数あります。伝統的な日本を感じる技術、生糸、金物、酒の醸造などその他さまざまなものが、21世紀にかけて大胆に改良されてきました。日本の中でも未踏の地への冒険を熱望する人には、群馬や新潟で、ありのままの自然やすばらしい料理に終始囲まれながら、これらの心奪われるような文化を発掘することをおすすめします。ここからは、日本の真髄に触れながら2泊3日の旅を進め、魅惑的な地域が見せてくれる逸品を一緒に見つけましょう!

※この記事は「北陸信越運輸局・新潟県・群馬県」とのタイアップです。

東京を出発し群馬に到着

東京から群馬県の最大の都市である高崎市へ向かう直通の新幹線は頻繁に運行されており、乗車時間は50分から60分ほどです。そして、私たちの最初の目的地、富岡へは高崎駅から上信電鉄線で向かうことができます。上州富岡駅で下車し、まちなか周遊観光バスに乗り、富岡製糸場へと向かいましょう。バスの詳細については公式ホームページをご確認ください。

Day 1:群馬と新潟南部 唯一無二の歴史とスリリングなスキーを体験!

初日は温泉大国として称される群馬県を旅してから、新幹線に乗って新潟県南部のスキー場のメッカへ向かうことにしました。心の扉を広く開け、冒険心たっぷりな心持ちで、出発です!

富岡製糸場 フランスと日本のすばらしい融合

「1800年代にフランス人が日本の田舎に住んでいたの!?」電車を降り、群馬に足を踏み入れた瞬間から、もうすでに日本の歴史の新たな事実を発見したのです!このことをより深く探求するのであれば、有名な富岡製糸場以上にこの奇妙な歴史を実際に感じられる場所は他にない、と地元の人に教えていただきました。

富岡製糸場は、2014年に「富岡製糸場と絹産業遺産群」がUNESCO世界遺産に登録されました。登録された年は前年の約4倍の来場者数を記録しました。昔ながらの趣きが残る富岡の町の真ん中にある富岡製糸場では、あまり知られていないフランスと日本が関係した深い歴史を探究できますよ。

撮影協力:富岡市・富岡製糸場

フランス人技師たちの指導のもと富岡製糸場が最初に建設されたのは1872年。建設の目的は、日本を近代化の時代へと推し進めることであり、繭から生糸を巻き取る緩慢な作業を機械を用いて合理化し、当時の世界の製糸工場において最高水準の技術を誇るようになりました。生糸を求める諸外国に対し、日本が生糸生産国としての価値を高めたことにより、富岡製糸場は急速に発展し国内で最も経済的に成功した事業の一つとなっていきました。

撮影協力:富岡市・富岡製糸場

富岡製糸場の敷地内は気軽に見学することができ、老朽化のために修復された建物のいくつかにも入ることができ、2つの大きな置繭所と繰糸所も見学が許可されていました。特に心を奪われたのはフランス風の建造物で、富岡製糸場の指導技術者であったポール・ブリューナの住居として使われており、首長にふさわしい壮麗なコロニアル様式でした!

ブリュナ館/PIXTA

富岡製糸場は1987年に操業が停止しましたが、多くの観光客が訪れる場所として周辺の地域に貢献し続けています。都心から離れた場所でこのような歴史を感じる和洋式の建造物をじっくり見学することで、歴史の偉大さに深い感銘を受けました。

撮影協力:富岡市・富岡製糸場

幸運にも私たちは糸取り体験や繭でマグネット作りも体験することができました。最初は少し難しかったのですが、すぐにコツをつかんで楽しい時間を過ごすことができました。これらの体験は200円で、富岡製糸場総合案内所で申し込むことができますよ!

写真:Samantha Lees / 撮影協力:富岡市・富岡製糸場

富岡製糸場
開場時間:9:00 am~5:00 pm
休館日:12月29日~31日
料金:
 ― 大人:1,000円
 ― 高校・大学生:250円
 ― 小・中学生:150円
 ― 小学生未満:無料
※200円で音声ガイドも利用できます。(日本語、英語、フランス語、中国語、韓国語対応)
アクセス:上信電鉄上信線「上州富岡駅」から徒歩約10分、またはまちなか周遊観光バスのバス停「富岡製糸場(旧韮塚製糸場)前」から徒歩約1分

富岡製糸場

群馬県富岡市富岡1-1

昼食:いちの家にて地元の味に舌鼓!

群馬料理をたっぷりと味わうべく、昼食はいちの家に来ました!そよ風が心地よく吹く中、富岡製糸場から徒歩3分、この魅力的な食事処はその昔、富岡の花街としてにぎわった地区にひっそりと佇んでいます。郷愁を抱かせるような店内には暖かみがあり、居心地のいい雰囲気を創り出しています。そして伝統的な群馬料理を忠実に表現することを誇りとする料理人の旬彩さんが優しい笑顔で出迎えてくださいました。

このお店のおすすめは群馬県の名物「おっきりこみうどん」(1200円)で、これは風味をしっかり感じるだしの中に、普通のうどんよりも太い平麺と季節の野菜がたっぷり入った料理です。旬彩さんのおっきりこみうどんには、ゆずが一片入っており、しかも完全に無添加なので体にも良く、まるで抱きしめられたときのようなあたたかさを感じられる味です。

いちの家
営業時間:10:30 am~2:30 pm
定休日:火曜日
アクセス:上信電鉄上信線「上州富岡駅」から徒歩約8分

いちの家

群馬県富岡市富岡28

いざ、新潟へ!

高崎まで戻ってきた私たちは上越新幹線に乗車し、冬に訪れるには絶好のエリア、越後湯沢へと向かいました。古き良き情緒が残るこの町にはレストラン、ホテル、温泉、そしてもちろんスキー場も複数あるのです。この場所は十日町や魚沼エリアを散策する際の拠点として最適な場所でもあることは間違いありません。

十日町市博物館 地元民の暮らしの変遷を学ぼう!

新潟県の中核地域としてよく知られる、十日町やさらに大きな魚沼エリアは古代から現在にかけても文化の温床となり続けている地域です。現在は現代アートの分野でもその名を世に知らしめていますが、まずは十日町市博物館ですべてが始まったこの場所の歴史を一目見てみることにしました!

十日町市博物館では、この地域の文化や歴史にまつわるものをスタイリッシュ且つ理知的に展示しており、先史時代から現代にわたって、この地に生きた人々の芸術的な思考の軌跡を辿ることができます。装飾性豊かな縄文時代(約1万2000年前~2500年前)の土器、火焔型土器に始まり、十日町の織物の歴史、農業、一般的な生活様式などに関する説明(日本語・英語あり)を見たり聞いたりしながら、じっくり鑑賞しました。

博物館が私たちに見せてくれるものはまだあります。言わずと知れた「雪国」である新潟の人々がどのようにこの地域の天候とうまく暮らしてきたのかについても洞察を深めることができるのです。骨の折れる雪かき作業から、ひどく恐ろしい冬の怖い話まで知ることができた私たちは、現代の快適さに対する感謝の念を新たに、十日町市博物館を後にしました!

現代的な機械がなかった頃の雪かきの様子を表すジオラマ/写真:Samantha Lees

十日町市博物館
開館時間:9:00 am~5:00 pm
休館日:月曜日、12月28日~1月3日
料金:
 ― 一般(高校生以上):500円
 ― 中学生以下:無料
アクセス:JR「十日町駅」から徒歩約10分

十日町市博物館

新潟県十日町市西本町1-448-9

越後妻有 自然と芸術が調和する「大地の芸術祭」

古き良きものを堪能したら、次は現代へと目を向けましょう!新潟県の越後妻有地区は、自然や歴史、純粋で衰えることがない人類の創造力を融合しながら、様々なアートが集まる活気ある地域として近年注目されています。

写真:棚田(イリヤ&エミリア・カバコフ)

越後妻有「大地の芸術祭」は、アート作品を一つの場所に集中的に展示するのではなく、この地域一帯をアートで包み混んでいます。心を奪われるような作品が何十も、十日町と津南の小さな集落に点在しており、その中には世界的に有名なアーティストの作品もあります。このような展示方法により、この田園地方は宝探しのようになっており、どのような作品があるのか見て回らずにはいられない気持ちにしてくれます。どの作品も忘れがたいような印象的なものばかりですが、私たちは以下の三点が特筆に値すると感じました。

清津峡 自然の美しさをアーティスティックに眺める

これは世界でも最も感動的な景色の一つでしょう。以前は危険で閉鎖されていた清津峡が1996年に通行しやすい歩道トンネルに整備され、峡谷の持つ自然の驚異の深部に入り込むことができるようになり、2018年には、マ・ヤンソン/MADアーキテクツによるアート作品「Tunnel of Light」としてリニューアルしました。

写真:マ・ヤンソン/MADアーキテクツ「Tunnel of Light」(大地の芸術祭作品)

独特の雰囲気を醸し出すトンネルを通りきり、息を呑むような「光のトンネル」に私たちは完全に魅了されました。水の反射を利用して、浅い水鏡が壮麗な峡谷の景色を映し出し、この峡谷の自然の美しさを倍増させます。この水鏡の上をトンネルの端まで歩くことができますから、防水加工の靴で行って良かったです!

清津峡
受付時間:8:30 am〜5:00 pm(最終入坑:4:30 pm)
休坑:天候により休坑の可能性あり。事前に公式ホームページをご確認ください。
料金:
 ― 大人:800円
 ― 小・中学生:400円
 ― 障害者:無料
 ― 小学生未満:無料
アクセス:JR「越後湯沢駅」から車で約25分

清津峡

新潟県十日町市小出2119-2

越後妻有里山現代美術館[キナーレ] インタラクティブ・アートの見事な展示

次なる賞賛に値する作品は光と反射の芸術、現代美術館[キナーレ]の中央の池の展示です!私たちはその展示の完全なる虜となりました。その展示は水面下に巧みに隠された鏡の力を借りて、空を完璧なまでに模倣しているのです。そしてその中央の池が私たちに再び訴えかけるのは、真の美とは自然そのものである、ということです。それだけでは不十分だと言わんばかりに、施設内の展示室それぞれには唯一無二の現代美術の作品が展示されており、その展示室がまた次の展示室へとよどみなく流れるように、斬新な想像の世界に広がる展示を結びつけているのです。

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]
開館時間:10:00 am~5:00 pm(最終入館:4:30 pm)
休館日:水曜日
料金:
 ― 一般(高校生以上):800円
 ― 小中学生:400円
アクセス:JR「十日町駅」から徒歩約10分

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]

新潟県十日町市本町6-1

花咲ける妻有 有名な芸術家の目を通して見る、自然のすばらしさ

以前四国の直島で草間彌生の作品に出合ったことがあるので、この非常に有名な日本人芸術家の新潟での作品も見てみたいという欲求にあらがうことができませんでした!草間彌生の作品は水玉をモチーフに制作されることが特徴として知られていますが、彼女の独特な作風が好きなら、この「花咲ける妻有」もその期待を裏切ることはないでしょう。「松代農舞台センター」はギャラリー兼アート作品であり、周囲には屋外に展示されたアートが集まっています。この農舞台の一部に「花咲ける妻有」は展示されており、新潟の輝かしい自然を表現したこの作品は一際目を惹くもので、草間彌生の今日に至る作品の中でも最もすばらしいものの一つであることは間違いないでしょう。

花咲ける妻有
公開時期:4月下旬~10月下旬(冬期は積雪によって見ることができない可能性があります)
休業日:水曜日
料金:見学無料
アクセス:JR「十日町駅」から車で約20分

花咲ける妻有

新潟県十日町市松代3743-1

昼食:小嶋屋 海藻を使った珍しい蕎麦を堪能しよう

十日町の人におすすめの地元グルメを聞くと、何度も「へぎそば!」という答えが返ってきました。熱狂的な日本料理ファンとして、そばはもちろんよく知っていますが、へぎそばは聞いたことがありませんでした。へぎそばとは、つなぎに海藻を使った新潟風そばでとても人気のそばで、海藻を使うことでのど越しの良いコシが強いそばになり、ツルンと喉を通っていくのです!この食欲をそそるそばは一緒に添えられている、風味をしっかりと感じる「つゆ」と一緒に食べるのが一番おいしいです。「つゆ」とは日本料理を浸けて味わうソースのようなもので、みりん(日本の甘い酒)、酒、醤油、昆布、そして鰹節(カツオの切り身を乾燥したもの)で作られています。このつゆは食後にお湯で薄めて、スープとして味わうこともできるので、一つで二度美味しいですね!

芸術作品をたくさん見て回ったため少し疲れを感じていたので、素朴な小嶋屋総本店でへぎそばをいただき、ゆったりすることができました。1922年に創業したこの人気店では、骨の折れる伝統的な方法で、添加物も一切使用しないレシピを完成させてそれを守り続けています。これほど有名な食事処で地元料理を味わうことができて、私たちはとても光栄でした!謙虚な想いで心が満ちた私たちは、新潟のさらなる深部への旅を続ける準備ができたのでした!

小嶋屋総本店
営業時間:11:00 am~9:00 pm(ラストオーダー:20:30 pm)
休業日:なし
アクセス:JR「十日町駅」から車で約15分

小嶋屋総本店

新潟県十日町市中屋敷758-1

NASPAニューオータニ すぐ目の前にスキー場が広がる贅沢なホテル

光り輝く雪景色、果てしなく広がる山々、そしてその景色とは裏腹な快適さ。そんな日本でも有数のスキー場がここ越後湯沢にあります!世界的に評価されているスキー場を訪れることに心が躍りながら、NASPAニューオータニにチェックインしました。ここはホテル兼スキーリゾートで、ホテルのすぐ後ろにある初心者や家族連れにもやさしい、ゆるやかなスキーコースの併設が自慢のホテルです。おかげでスキー未経験な私でも好きなだけゆっくりと滑ることができましたし、休憩したくなれば、自分の部屋がすぐ上にある最高の環境なのです!

上級者と一緒に滑ることに不安がある、スキー以外も楽しみたい、時間を無駄にしたくない、そんな風に感じているのであれば、そんな人にこそ、NASPAニューオータニはおすすめのホテルです!

プールやスパもあり、洋食、和食の極上のビュッフェ(すしの食べ放題まで!)、パノラマに広がる感動的な景色、そして居心地のいい部屋などが、美しい高峰のゲレンデで一日を過ごした後の疲れを癒してくれることでしょう。私の部屋の窓から見えた景色をぜひ見てみてください!

NASPAニューオータニ
営業時間:
 ― チェックイン:3:00 pm
 ― チェックアウト:10:00 am
アクセス:JR「越後湯沢駅」から徒歩約15分

NASPAニューオータニ

新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2117-9

Day 2:新潟中部 歴史ある旅館と心を奪われる金物

群馬と新潟南部を巡る慌ただしい一日を終えた後、新潟が秘めた歴史上の逸品をもっと掘り起こすため、日本海の方に向かいました。歴史好きな身として、どのような偉業にこれから出合うことになるのか、待ちきれない気持ちでいっぱいでした!

玉川堂 無形文化財に登録された最高級の金物の技術!

二日目は、新潟県の中央部に位置する金属産業の町、燕市から始まりました。燕市は古くから金属加工業が発展した地域で、現在はカトラリーや包丁をはじめとする家庭用品の生産が多いことでも知られています。日本で作られる刃物を愛する者としては見逃せません!

伝統ある燕の金物との出合いを求めて、燕三条駅から車で10分ほどの距離にある、玉川堂を初めて訪ねました。江戸時代から銅器の製造を手がけ、日本の無形文化財に登録された「玉川堂」で働く職人達は、先代たちから受け継いできた知識をたゆみない努力で継承しながら技術の向上を追求しています。職人の手の中から生み出される玉川堂の銅製品は、茶器、カップ、花瓶など様々なものがありますが、どれも時代に合わせて常にアップデートされています。

一般的に「工場」という言葉から想像するのは、たくさん並んだ機械が唸る音や無機質な床ですが、玉川堂の工場は少し違います。天井が高い広々とした作業場は、銅を叩く作業に適した伝統的な造りです。現在は20名の職人が、金鎚や当て金(あてがね)といった道具を使って様々な銅器を製造しています。

写真:Samantha Lees

工場見学の後は、併設している店舗で実際に製品を見たり、手に取ってみたりすることができます。最も感動的だったのは、一枚の銅板から注ぎ口と本体の継ぎ目がなく作られた湯沸でした。

店舗では「木目金(もくめがね)」の第一人者として知られる玉川宣夫(たまがわのりお)氏の作品も見ることができます。木目金は、色の異なる数種類の金属を何十層にも重ね合わせ、それを削って複雑な模様を生み出す金工技法です。玉川宣夫氏は玉川堂の職人として働いた後に独立し、以来この美しい作品を生み出し続けてきました。玉川堂の工場見学を通して、製品に込められた技術や情熱を改めて理解し、その価値をより深く知ることができました。

玉川宣夫による木目金の作品の一つ/写真:Samantha Lees

玉川堂
営業時間:8:30 am~5:30 pm
定休日:日曜日、祝日
料金:無料
アクセス:JR「燕三条駅」から車で約7分

玉川堂

新潟県燕市中央通2-2-21

藤次郎オープンファクトリー 現代日本の最先端のモノづくり

由緒ある、伝統的な燕の金物との出合いを果たした後は、有名な刃物メーカーである藤次郎を訪れて、現代の金物の世界に飛び込みました。玉川堂から車で15分ほどの場所にある藤次郎オープンファクトリーでは、何にも遮られることなく、刃物の製造工程の職人の手作業を見学することができます。

写真:Samantha Lees

1953年、農機具メーカーとして創業を開始した藤次郎は、1955年の商売が不振だった頃に商売を続けるための策として刃物の製造を始めました。そこから藤次郎は日本の刃物メーカーを牽引する存在の一つとして開花していき、さらには世界中でも名高い料理家たちが藤次郎の商品を切望するまでなっていったのです。

エントランス店では藤次郎の多岐にわたる作品の中から選りすぐられたものを見て、手に取ることができ、そこから大規模なファクトリーフロアへと案内していただきました。そこは小さな手すりで区切られているだけなので、本当に私たちは職人たちのすぐ真横に立って、職人たちが大規模な生産工程の中でそれぞれの役目を果たしているところを見ることができました。驚いたのは、このピカピカの最先端の工場が、レーザーカッターやその他の最高水準の技術を導入しているにも関わらず、手作業も取り入れているということです!急激な自動化の流れに乗っていながら、人の手による繊細な感覚と職人の目利きが、未だに現代の刃物生産においても最も重要なものであるということがはっきりとわかりました。

写真:Samantha Lees

次にやって来たのはナイフアトリエで、ここでは刀鍛冶が一流品のオーダーメイド刃物を手仕事で製造しているところが見られます。歴代の刀鍛冶から受け継がれてきた自由鍛造の技術を用いながら、一つ一つの刃物は最初から仕上げまでを一人の刀鍛冶の手によって製作されます。

写真:Samantha Lees

鋼材を切るところから、鍛造、研削、銘の彫り込みまで、職人達のあらゆる工程を見ながら見学コースを進みます!日本で刃物をお土産に買って帰ろうと思っている人は、藤次郎の商品をお見逃しなく!

藤次郎オープンファクトリー
営業日:
 ― 平日:10:00 am~12:00 pm、1:00 pm~5:00 pm
 ― 土曜日(ナイフファクトリーは休業):10:00 am~12:00 pm、1:00 pm~5:00 pm
休業日:日曜日、祝日
料金:無料
アクセス:JR「燕三条駅」から車で約20分

藤次郎オープンファクトリー

新潟県燕市吉田東栄町9-5

名代家旅館 新潟の旬の食材と温泉を堪能できる宿に宿泊!

再び濃密な一日を過ごした後は、神聖な山腹にある町、弥彦でゆったりすることに決めました。源泉から湧き出る温泉や、旬彩料理、豊かな自然に四方を囲まれることで深く漂う神聖な雰囲気が自慢の弥彦は都会の喧騒から離れて過ごす場所にぴったりです!

写真:Samantha Lees

弥彦町の真ん中に位置し、高名な弥彦神社から目と鼻の先にある名代家旅館に宿泊することに決めました。約300年間にわたり宿泊客を受け入れ続けてきた名代家は、新潟の寒さが厳しい気候から逃れてきた旅行者を優しくもてなしてくれる旅館です。弥彦山の眺めを一望できる貸切露天風呂に浸かり、静寂の中で体力を回復させ、翌日の見所が盛りだくさんな一日に備えることができました!

お風呂もすてきでしたが、最も感動したのは料理です!旬の料理を提供することにこだわりのある旅館らしく、名代家の料理人は、新潟産の旬の海の幸、野菜や肉を厳選調達し、どの季節に訪れても新鮮な食事でもてなしてくれるのです!私たちが滞在していたのは、蟹の季節真っ只中でした。蟹のお吸い物から蟹の鍋、蟹てんぷらなどなど、ありふれた甲殻類がこれほどまでに多彩な料理に様変わりするのかとただただ驚くばかりでした!言うまでもなく、満腹になりましたよ!

名代家
営業時間:
 ― チェックイン:3:00 pm~6:00 pm
 ― チェックアウト:10:00 am
休業日:なし
アクセス:JR「弥彦駅」から徒歩約11分

名代家

新潟県西蒲原郡弥彦2934

Day 3:新潟市 日本酒とともに現代日本を味わう

田舎町の美しさの中を歩き回った後は、都会での時間を楽しむ時がついにやって来ました!別世界のようだった弥彦を後にして、高層ビルが建ち、狭い車道が通る、活気あふれる新潟市へと向かいました。

萬代橋 新潟の美しいシンボル

かつて日本の主要都市の一つとして栄えた新潟市は、さまざまな通商や娯楽の中心として非常に洗練された文化を持つ都市に発展しました。今では80万人程度のささやかな都市となっていますが、新潟が元来持っていた偉観を示す痕跡は、足を延ばさずにはいられないような古町芸者エリアの隠れた路地に、明治時代や昭和の繁栄の名残を感じる力強い建築物と共に見つけることができます。

その例の一つとしてあげられるのは、人目を惹く建造物である萬代橋です。1929年に大河信濃川にかかる元の橋から架け替えられるために造られた、魅力的な石造りのこの橋は、上品な万代のショッピングエリアと歴史感じる古町とを結び、文字通り新潟市の礎を表すシンボルとしての役目を果たしています。

橋と周辺が360°見渡せる景色を求めて、近くのメディアシップという建物の展望デッキへ向かいました。ここからは越後平野や日本アルプスまでずっと伸びるすばらしい景色を見晴らすことができ、同時に大きな佐渡島も海の向こう側に簡単に見つけられます。探検したくてたまらなければ、信濃川の両岸は芝生がびっしり生えているので、新潟ののんびりとした雰囲気を存分に味わい、その後古町の歴史感じる通りへと向かうことができますよ。しかし私たちは次の機会のお楽しみにとっておくことにしました!

新潟日報メディアシップ 展望フロア
営業時間:8:00 am~11:00 pm
休業日:なし
料金:無料
アクセス:JR「新潟駅」から徒歩約10分

新潟日報メディアシップ 展望フロア

新潟県新潟市中央区万代3-1-1 20F

ぽんしゅ館 150種を超える日本酒が味わえる!

東京へ戻る新幹線に乗車する前に、私たちは酒のメッカであるぽんしゅ館で日本酒を堪能する時間をとることにしました!ぽんしゅ館は近くに3店舗(ぽんしゅ館日本酒本館、ぽんしゅ館コンプレックス、ぽんしゅ館クラフトマンシップ)を構えており、お土産の買い物スポットとして最適です!

写真:Samantha Lees

新潟は日本でも主要な米の産地ですから、日本酒愛好家の聖地となっています。80もの酒蔵が県内に点在しており、いろんな人の口に合うようなさまざまな種類の日本酒が生産されていますので、日本酒初心者も日本酒通の人もみんな心躍るような味に出合えるはずです!

写真:Samantha Lees

ぽんしゅ館の最大の魅力は、ずらりと並んだ「利き酒」マシーンです。その利き酒マシーンは新幹線の改札口から最も遠いぽんしゅ館日本酒本館にあり、試さずにはいられない150もの地酒の楽園が待ち構えているのです!ほとんどお昼ご飯の時間帯だったにも関わらず、日本酒好きとして、我慢できませんでした!

利き酒マシーンを使うには、まずはカウンターへ向かい500円を支払うと、5枚のメダルとお猪口が渡されます。そこから先はあなた次第!気になる酒蔵を探し、お猪口をマシーンの中に置いて、メダルを入れてボタンを押したら、選んだ日本酒が自動的に注がれるのを見届けるのです!メダル1枚でお猪口1杯ですから、全部で5杯味わえることになります。さらに5杯おかわりしなければ、とつい思ってしまいますが!

5杯も飲む自信がない方は、メダルを最高級の酒一杯と交換することもできます。その中には1本1万円を超える種類の酒もあり、味もすばらしいですから、ぜひ遠慮なくスタッフに尋ねてみてください!私は新潟の雪椿酒造の大吟醸を1杯いただきました。この酒は飲み口が軽く甘口で、飲んだ後何時間も米の旨みの後味が口の中に広がっていました。このお酒はメダル4枚(400円)でしたので、お酒初心者の方にこそ、ぜひおすすめしたいです!

何か食べたい気分のときは、ぽんしゅ館コンプレックスに立ち寄ってみてください。こちらに掲載しているのは「爆弾おにぎり」です。特大サイズのおにぎりで、ご飯8杯分の米にツナ、鮭、みそなどの5種類の具材が入っています!お腹がよほどペコペコでない限り、一人で食べてみようとは思わないでくださいね!

ぽんしゅ館新潟
営業時間:10:00 am~7:30 pm(ラストオーダー:7:15 pm)
定休日:なし
料金:500円
アクセス:JR「新潟駅」西口すぐ

ぽんしゅ館新潟

新潟県新潟市中央区花園1-96-47 CoCoLo新潟 西館

新潟から東京へ帰ってきて

幸いにも新潟市から東京への帰路は上越新幹線のおかげで気軽で快適でした!JR新潟駅の改札口はぽんしゅ館のすぐ近くですから、電車の時間を気にして急いで駅まで行く必要もなく、ゆったりと買い物に時間を使うことができたのです!新幹線は夜10時台までは1時間に数本のペースで運行しており、乗車時間は約2時間です。

すばらしかった景色、音、匂い、そして味、私たちがこの旅で感じたすべてのものを後にしてみて、最も心を揺さぶられたのは何かというと、それはおそらく、群馬と新潟の文化や工芸品――生糸、織物、芸術、料理、金物、日本酒など――がどのように守られてきたのか、そして現代社会のニーズに見合うためにどのように順応してきたのかを見られたことでしょう。これらの産業は歴史を思い起こさせるものというよりはむしろ、現在も栄え、新たな支援者を集め、次なる世代もこの産業の恩恵を享受できるよう、これから先の繁栄も保証しているように見えました。古きも新しきも両方を愛する者として、ここは本当にありがたい場所でした!
日本の文化の中で、まだあまり探索されていない世界の深部へと飛び込むべく、新幹線に乗って東京から群馬や新潟へ、次なる日本横断の冒険へと出発しましょう!

群馬及び新潟の詳しい情報に関しては、以下のリンクを参照ください:

▼群馬県
https://gunma-dc.net/

▼新潟県
https://niigata-kankou.or.jp/

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

群馬と新潟 2泊3日モデルコース 現代の情熱が込められた伝統文化を体験!

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