
日本の夏には、全国各地で伝統的なお祭りが開催されます。それぞれに特色のある行事が催され、その地域に根付いた独特の文化を感じることができます。今回はなかでもおすすめの夏祭り10選をご紹介します。
1. 青森ねぶた祭(青森)
青森市で毎年8月2日〜7日に開催されるお祭り。「ねぶた」とは、巨大な灯籠のことで、期間中は連日連夜、20数台のねぶたが市内中心部に設けられたコースを練り歩きます。ねぶたの周りでは、ハネトと呼ばれる踊り子が威勢のいいかけ声を響かせながら大乱舞。会場周辺で購入(10,000円ほど)もしくはレンタル(4,000円前後)できる正式衣装を着用すれば、ハネトとして祭に参加することもできます。最終日には、夜空に大輪の花を咲かせる花火大会と、海の上をねぶたが行き交う海上運行が催され、祭りのフィナーレを飾ります。
開催期間:2018年8月2日(木)〜7日(火)
2. 秋田竿燈まつり(秋田)
毎年8月3日〜6日に開催される「秋田竿燈まつり」。俵型の提灯を竿に吊し大きな稲穂に見立てた「竿燈」を、巧みに操りながら練り歩き豊作を祈るお祭りです。お囃子が鳴り響く大通りに並ぶ竿燈は、大きなもので、長さ12m、重さ50kg。「ドッコイショー」という掛け声とともに、竿燈を頭や肩、手の上、腰の上に移し変える見事な技が披露されます。写真撮影や竿燈体験ができる時間も設けられています。
開催期間:2018年8月3日(金)~6日(月)

3. 深川祭(東京)
例年8月15日頃には、東京にある富岡八幡宮で江戸三大祭のひとつである「深川祭」が開催されます。約370年の歴史を持つお祭りで、昨年2017年は、3年に一度の「本祭り」の年にあたり、50基を超える各氏子町会の神輿の渡御が行われました。「本祭り」の翌年、つまり今年2018年に行われるお祭りを「御本社祭り」と呼び富岡八幡宮の神輿である「二の宮神輿」が担がれます。かけ声とともに神輿を持ち上げる担ぎ手たちに、沿道の観衆が清めの水を浴びせかけることから「水掛け祭」とも称されています。
開催期間:2018年8月11日(土)〜15日(水)予定
※神輿渡御は12日(日)の予定

4. あばれ祭(石川)
石川県能登地方の各地では、「キリコ」と呼ばれる巨大な燈籠を担ぎ練り歩く「能登キリコ祭」が開催されます。なかでもいち早く行われるのが能登町宇出津にある八坂神社の「あばれ祭」。毎年7月第1金・土曜日に開催される祭礼で、キリコ祭屈指の豪快さで知られています。初日の見どころは、40基以上のキリコが能登町役場前に集結し、高さ7mにもなる柱松明の周りを乱舞する宵祭り。2日目には、キリコを従えた神輿が神社に向かって出発。勇ましいかけ声とともに、神輿を海や川に投げ込んだり、火の中に放り込むなどの大暴れを繰り広げます。
開催期間:2018年7月6日(金)〜7日(土)

5. ちょうちん祭(三重)
三重・桑名では、毎年8月11〜12日に多度大社の「ちょうちん祭」が行われます。夜の境内に広がるのは、幾千もの提灯が浮かぶ幻想的な光景。暑い夏を平穏に過ごせるように、また、提灯に託された願いが叶うようにと祈るお祭りです。両日とも、子どもに人気のキャラクターによるショーや、豪華景品が当たるビンゴゲームなど、さまざまなイベントも開催されます。
開催期間:2018年8月11日(土)~12日(日)

6. 祇園祭(京都)
古都・京都でも大規模なお祭りが開催されます。それは、日本三大祭のひとつに数えられる「祇園祭」。1,000年以上もの歴史深い行事で、毎年7月1日から1ヶ月にわたって開催されます。そのメインイベントとなるのが、14〜17日の「前祭」。14〜16日は、市内中心部の通りに豪華な装飾が施された山鉾(山車の一種)が建ち並び、自由に鑑賞することができます。最も多くの人出で賑わうのは、17日の山鉾巡行。車輪を軋ませながらゆっくりと進む山鉾の雅な姿をひと目見ようと、全国から多くの見物客が訪れます。
開催期間:2018年7月1日(日)〜31日(火)

7. 天神祭(大阪)
日本三大祭のひとつである「天神祭」。大阪で毎年7月24〜25日に開催される大阪天満宮の祭礼で、その参道や近くを流れる大川沿いにはたくさんの屋台が建ち並びます。最大の見どころは、華やかな衣装をまとった約3,000人の行列が神輿とともに練り歩く「陸渡御」や、神さまを乗せた船や太鼓・鉦を打ち鳴らすどんどこ船など約100隻が水上を行き交う「船渡御」。いずれも25日に行われる神事で、その締め括りには約3,000発の「奉納花火」が夜空を彩ります。
開催期間:2018年7月24日(火)〜25日(水)
8. 那智の扇祭(和歌山)
和歌山・那智勝浦にある熊野那智大社では、毎年7月14日に「那智の扇祭」と呼ばれる例大祭が行われます。それは、熊野那智大社に祀られている滝の神が、年に一度、那智の滝の前にある飛瀧神社に里帰りする様子を表したもの。滝の姿を表した高さ6mの扇神輿に神々を移し渡御します。境内では、無形文化財に指定される舞も奉納されます。クライマックスは、重さ50㎏~60㎏の大松明で神々を迎える「御滝本神事」。滝前の参道を松明の炎が乱舞する光景は迫力満点。日本三大火祭のひとつにも数えられています。
開催期間:2018年7月14日(土)
9. 阿波おどり(徳島)
徳島の「阿波おどり」は、およそ400年の歴史を持つ伝統芸能。独特のリズムと音色、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん」というお囃子が特徴です。県内各地で開催されますが、最も規模の大きいものが毎年8月12〜15日に行われる徳島市の阿波おどり。期間中は昼も夜も楽しめますが、最も盛り上がるのは夜の演舞場。「連」と呼ばれるグループをつくる大勢の踊り子たちが、一心不乱に演舞します。誰でも飛び入りで参加できる「にわか連」もあるので、実際に踊りを体験することもできますよ。
開催期間:2018年8月12日(日)〜15日(水)
10. 博多祇園山笠(福岡)
福岡・博多の夏の風物詩。「山笠」と呼ばれる神輿を担いで街を駆け巡る男たちの熱気に満ちた、迫力満点のお祭りです。毎年7月1日になると、高さ15m前後の「飾り山笠」が市内14箇所に展示され、祭り期間が終わるまで鑑賞が可能に。最高潮の盛り上がりを見せるのは、夜も明けきらぬうちから開始される「追い山笠」。大太鼓の合図とともに「舁き山笠※」を担いだ男たちが市内を勢いよく駆け回ります。
※毎年異なるテーマに沿った人形が飾られた山笠。かつては飾り山笠を担いでいましたが、現在は高さを抑えた舁き山笠を使用しています。
開催期間:2018年7月1日(日)〜15日(木)

いかがでしたか?祭りによっては観覧席などの事前予約ができる場合もあるので、チェックしてみてくださいね。
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
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