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日本で買うべき伝統工芸品5選

2016.07.28

Writer name : HITODE 3

日本の伝統文化やものづくりの技術には、世界に誇れるものがたくさんあります。長年にわたって職人に受け継がれてきた確かな技術で造られた工芸品は使い心地も抜群。今回はおしゃれで使い勝手が良いおすすめ品を5選ご紹介します。

1. 江戸切子(東京都)

東京の伝統工芸品といえば真っ先に思いつくのが「江戸切子」。1834年びいどろ屋(びいどろとはポルトガル語でガラスのこと)加賀屋久兵衛が、ガラス表面に彫刻を施したのが江戸切子の始まりとされています。その後、1870年代になると、西洋式カットや彫刻技法の導入や、イギリスから来たカットグラス技師による技術指導などにより近代的な技術が確立し、江戸切子は発展していきました。江戸切子はもともと、透明なガラス(透きガラス)に、切子細工を施し、手摺りと磨きで仕上げるのが主流でしたが、現在では、「色被せ(いろきせ)」ガラス(透明なグラスの上に着色したガラスを被覆した二重ガラスのこと)を使った製品が多く作られています。赤や青の色鮮やかに輝くガラスの表面に浮かぶ伝統模様のコントラストが美しく、食器として使われるだけでなく、観賞用としても人気があります。


江戸切子協同組合公式ホームページ(日本語のみ)

2. 南部鉄器(岩手県)

1975年に「国の伝統的工芸品」第1号の指定を受けた「南部鉄器」は、岩手県の伝統工芸品で、約400年の歴史があります。南部鉄器は、岩手県の盛岡市と奥州市水沢区で生産されていて、繊細な肌質と、重厚感のある味わいが特徴です。高い技術を持った職人が手作業で作った鉄器は、丁寧に扱えば親子3代に渡って使用することも可能なほど丈夫な上、南部鉄器からは、調理の際に、人間の身体に吸収されやすい鉄分が溶出するため、簡単に鉄分の補給が可能です。最近の研究では、毎日使い続けることにより、貧血の症状が改善されたり、アルツハイマー症の予防にも効果があることが明らかになりました。
最近はおしゃれなデザインのものや、IH対応のものもあるので、ぜひ一度手にしてみてくださいね。


南部鉄器協同組合公式ホームページ(日本語のみ)

3. つげ櫛(鹿児島県)

古来から日本の女性に愛用されてきた「つげ櫛」。実はヘアケアにとっても有効なため、近年愛用者が増加しています。つげの櫛は、髪の毛を梳かすときに静電気が起きにくく、髪の毛の汚れやほこりを取る効果もあります。また櫛に含ませてある油分が髪に適度なツヤとまとまり感を与えてくれるので、パーマやカラーで傷んだ髪には最適な道具と言えます。つげの木が櫛材として珍重されるのは、材質が緻密で固く、櫛の歯が折れにくいこと、色の艶が美しいことによります。櫛の材料として使える質の良いつげの木が育つのは現在では鹿児島県のみで、植えられた木が櫛の材料になるまでには40年の歳月がかかるのだとか。そこから更に様々な工程を経て作られたつげ櫛は、大切に使えば数十年は使え、どんどん自分の髪の毛に馴染んでいくそうです。値段は少々張りますが、一度使えば手放せなくなるほどの使い心地。ぜひ、試してみてくださいね。

※画像はイメージです。

4. 宮島細工(広島県)

日本三景の一つ、広島県宮島で生産されている「宮島細工」。その起源は厳島神社での儀式に使う五色箸や色楊枝などの縁起物にあるといわれています。現在、宮島細工ではしゃもじ、調理用へら、茶さじなどの日用品、菓子器、重弁当などのろくろ細工、刳物細工(くりものさいく)、彫刻など、様々な製品が作られています。宮島細工は、木本来の木肌や木目などの持ち味を生かしているのが特徴です。原材料の木には、桑(くわ)、ケヤキ、栃(とち)、桜などが使われますが、いずれも木目が美しく、木質が堅く、耐久性にすぐれている、といった特質を兼ね備えています。職人が一つ一つ丁寧に手作りした宮島細工からは、木のぬくもりだけではなく、製作者の思いまで伝わってくるようです。使い続けていくうちに、色つやも増し、手に馴染んできます。長く使えるアイテムをお探しの方には特におすすめですよ。

1983年に杓子発祥の地である宮島のシンボルとして制作された大しゃもじ。全長7.7m、重さはなんと2.5t。


宮島細工協同組合公式ホームページ

5. 江戸硝子(えどがらす)(東京都)

江戸(現在の東京)における硝子製品の製造は、18世紀の初めに、鏡や眼鏡、簪、風鈴等を製作したのがはじまりとされています。「江戸硝子」とは、江戸時代からの伝統を受け継ぎ、手造りで製造された硝子製品です。1,400℃ほどの高温で熔かされたガラスを鉄製の棹(さお)で巻き取り、吹いたり、押したり、延したりしていろいろなガラス器を手作業で形作ります。灼熱の液体であるガラスが、最高に美しくなる一瞬を見極め、形にしていく、職人の手腕は芸術的な素晴らしさ。熟練した職人の手によって一つ一つ丹念に作り上げられたガラス製品は、見た目に美しいだけでなく、薄くて軽いので、使い心地も抜群です。普段使い用のシンプルなものから、特別な日に使いたいちょっと豪華なものまでデザインのバリエーションが豊富なのもうれしいですね。

※画像はイメージです。


一般社団法人東部硝子工業会公式ホームページ(日本語のみ)

いかがでしたか?今回ご紹介した工芸品以外にも日本には全国で約1,200もの伝統工芸品があるといわれています。専門店のほか、全国の有名デパートなどで取り扱っているので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。思いがけない出会いがあるかもしれませんよ。

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