寿司の具材(ネタ)は種類が豊富で、地域ごとに特色があります。なかなかよそでは食べられないその地域ならではの魚がいろいろ!日本の地方の寿司ネタ5選の第3弾です。
1. ししゃも(北海道)
「ししゃも」は、北海道の太平洋沿岸の一部でしか獲れない日本固有の魚です。一夜干し(魚をひと晩乾燥させたもの)にして食べるのが一般的ですが、10月~11月の漁期には地元で刺身や寿司ネタとして食されます。生の「ししゃも」は、少しピンクがかった見た目で、食感はやわらかく、ほんのりとした甘みと上品で爽やかな味が特徴。札幌の寿司店でも扱う店はありますが、もし時間に余裕があるなら産地として有名な鵡川(むかわ)町にある「大豊(たいほう)寿司」がおすすめです。寿司だけでなく、天ぷらや焼き物などさまざまな調理法で「ししゃも」を味わい尽くすことができます。(10月、11月限定)

2. ガス海老(富山・石川)
富山・石川が産地として有名な「ガス海老」は、鮮度の低下が早いため産地以外では、なかなかお目にかかれない希少なエビです。「ガス海老」とは「クロザコエビ」と「トゲザコエビ」の2種類のエビを指します。見た目からは想像できないほど味は極上!寿司や刺身で食べると身の甘み・旨みが強く、弾力のある食感が楽しめます。一度食べたら忘れられないと評される絶品「ガス海老」の寿司は、富山・石川の寿司店であれば、提供しているお店は多いです。旬は9月上旬~6月下旬。気軽に訪れるなら金沢駅前にある人気の回転寿司店「能登前寿司 もりもり寿し」金沢駅前店がおすすめです。
3. クエ(和歌山)
「クエ」は日本の本州中部以南に生息する魚で、成魚は1mもの大きさになります。長崎県、三重県、和歌山県などが産地ですが、獲れる量が少ないため、なかなか市場には出回らない高級魚として知られています。和歌山の白浜あたりでは魚の王様とされ、「クエを食ったら、他の魚はクエん」というダジャレも知られるほど。味は淡白ですが美味で、脂がのっています。現在、和歌山では養殖が盛んで安定供給されるようになってきたため、提供する店が増えています。和歌山を訪れたなら、鮮度にこだわるクエ専門店として有名な「九絵(くえ)亭」を訪れて、幻の高級魚「クエ」をぜひ味わってみてくださいね!
4. フグ(山口)
高級食材として知られる「フグ」はフグ科に属する魚の総称で、山口県下関市が本場。食用には「トラフグ」「マフグ」が有名です。猛毒があり、「フグ」の取り扱いには専門知識が必須。日本では資格を持っている人だけが調理できるので安心して食べられます。一般的には鍋物や刺身、唐揚げにして食べます。寿司ネタとしても人気で、下関では、「フグ寿司」が他都市に比べてリーズナブルに、回転寿司店から市場まで幅広い店で食べられます。人気の観光スポット「唐戸市場」の「活きいき馬関街(いきいきばかんがい)」(金土日祝限定営業)では、多くの海鮮屋台で「フグ」を使った寿司や料理、その他の海鮮料理も楽しめておすすめです。
5. 関さば(大分)
「関さば」は、大分県と愛媛県の間の豊予海峡(ほうよかいきょう)で漁獲され、大分県大分市の佐賀関で水揚げされる高級ブランド化されたサバ。プランクトンが豊富で潮流が速い海域で生育するサバなので、身はよく太り締まっています。通常のサバよりもコリコリとした歯ごたえと脂がのった濃厚な旨味が特徴。サバは鮮度の低下が早いため、一般的には酢で締めたものを寿司に使いますが、産地大分ではそのまま寿司として楽しめます。1日3回に分けて「関さば」を仕入れる大分郷土料理の店「こつこつ庵」なら、鮮度抜群の「関さば」の寿司を思う存分堪能できますよ。
いかがでしたか?観光で訪れる先には、きっとその地域ならではの食材を使った寿司があるはず!いろいろな寿司を楽しんでくださいね!
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