南北は「なんさん通り」から「千日前通」まで、東西は「黒門市場」から「高島屋(高はハシゴダカ)」あたりまでの一帯が、昨今注目を集める「ウラなんば」。
昭和の香りとサブカル・アングラ文化が融合した「味園ビル」をはじめ、個性的な店が集まる。ウラなんばを代表する「あじと」のカフェ&バルや、蔵元直営の日本酒バルなどこだわりの人気店がズラリ。そんな、ウラなんばのおすすめグルメ、10店を紹介!<※情報は大阪観光ウォーカー(2016年6月17日発売号)、関西ウォーカー(2016年12月16日)より>
丹波産食材をアテに飲める老舗酒造の銘酒が勢ぞろい!
「NIPPON no SAKE 小鼓御里」は、1849年創業の西山酒造場が造る、フレッシュな味わいが世界的に人気のお酒「小鼓」をメインに提供。1階でショップを、2階のスタンディングバーでは、丹波産の食材を使ったアテで、ここでしか味わえない生酒などが楽しめる。
「牛すじを梅味いり酒で」(写真手前右・324円)、「純米のお酒飲み比べセット」(1080円)など。風味や味わいが異なる3種の「小鼓」が一度に楽しめる飲み比べセットには、ほんのり梅味の牛スジや、甘酒を加えて作るオリジナルの塩麹に漬け込んだ卵(奥右・324円)が好相性。
ラベルデザインを手がける芸術家の綿貫宏介氏が店内空間もデザイン。外国人観光客にも人気が高い、黒門市場に隣接。
「純米から大吟醸まで小鼓の全商品がそろいます。特に季節限定商品は、飲食店のオーナーさんにもファンが多いです」と、スタッフの山谷有美さん。
パン×大阪産ワイン×創作料理のカフェ
「TABLE あじと」は、ウラなんばの先駆者的存在の「あじと」が放つ新店。ベーカリー&カフェ、バルの機能を備えた「新しいこと発信拠点」で、昼も夜も使える人気店の新形態だ。パン職人が毎日焼き上げるパンや大阪産ワインに独創的な料理と三拍子そろっている。
「あじと流豚玉」(写真手前・680円)など。卵白と豆腐の生地で仕上げたふわふわ食感の豚玉はワインとの相性も抜群!本店で人気のゴルゴンゾーラトーストをアレンジしたチーズフォンデュも絶品。
「あじと」の4店舗目としてオープン。アメリカンヴィンテージ風の空間も居心地抜群だ。
「店内で焼くパンはハード系のおかずパンが中心。1本250円のバゲットがおすすめですよ」と、パン職人の久保田憲作さん。
特注の生パン粉使用!約40種類の素材が際立つ串揚げ
「串揚げ ばらんざっく」は、アワビや活けエビといった旬の魚介から、2日かけて仕込む麻婆豆腐やシーフードグラタンなどの創作まで、自家配合の油であっさり揚げる約40種の串揚げが自慢。手間ひまかけた贅沢な味がお値打ちで楽しめる、隠れ家的な一軒だ。
「串揚げ6本コース」(2052円)。「イカウニ」(手前)やデミグラスソースで味わう「牛ヘレ」(中左)など、全6本の串揚げが付く。 ※内容はその日の仕入れにより異なる。ランチは定食のみ900円から。
路地裏のビルにある秘密めいた立地も魅力。カウンターのほか、テーブル席も1席あり。「素材の持ち味が引き立つよう、特注の極細挽き生パン粉と自家配合の植物油を使っています」と、店長の山口 光さん。
10種のホルモンを白と黒の特製ダレで味わう!
「焼肉ホルモン 坂上 裏なんば店」は、2016年1月、梅田にオープンし話題になったホルモン酒場が、なんばに進出した店。ミナミでもホルモン革命を起こそうとしている。ホルモン好き店主が食べ歩きで出合ったメニューをヒントにイメージを広げ、個性的なスタイルを確立した。特徴は斜めになった鉄板。鉄板上のモヤシやシメの麺に肉汁が絡みおいしくなる。また、スタッフが焼いてくれるので焼きすぎにならず安心。
「焼肉ホルモン 坂上コース」(1人前2916円)。タン、マルチョウ、ハートなど10種のホルモンを5種ずつ白ダレと黒ダレを絡めつつ焼いて食べる。鉄板上で焼けたホルモンから出た肉汁の旨味エキスとタレが合わさると絶妙。モヤシは食べ放題(写真は2人前)。
角地にあり、約150個の提灯が輝く外観が目印。間口が広くガラス張りの1階は、外からにぎやかな雰囲気がよくわかる。「シメまでしっかり食べてください!コースの最後は、そばとうどんから選んでいただけます。生麺のそばは、ホルモンのエキスがたっぷり麺に絡んで絶品なのでぜひ!」と、店主の坂上 翔さん。
高級ネタを気軽に堪能できる!ウラなんばの名店の新展開
「鮨ひでぞう」は、ウラなんばで人気を博す「ひでぞう」の寿司店。母体が魚卸業だけあって、上質な鮮魚を手ごろに味わえると評判だ。新地の料亭でも使われる、高級素材の本マグロは1貫200円とお値打ち。そのほか常時約30種がそろうネタは、どれも1貫(100円~)から注文できる。
「握り寿司」(1貫100円から)。旨味のバランスが絶妙な、「本まぐろの赤身」(手前・200円)はぜひ。濃厚な甘味が楽しめる、「剣先イカ」(手前から3貫目・200円)もオススメ。
全30席のうち15席がカウンターなので、一人でも気軽に。目の前のケースにネタが並ぶ様子も壮観。昔のお寿司屋さんをイメージしたという店内は、木目柄を基調とした、ゆっくり落ち着ける雰囲気。「東京で寿司店への魚卸業をしながら、寿司を食べ歩きました。そのノウハウが詰まった店なので、楽しんでもらえると思います」と、代表の中本雄三さん。
多彩なメニューで寿司革命中!
「カフェのようなスタイルでお寿司を楽しんでもらいたいんです」と「su-shi うお春」店主の鎮西さん。広い店内にはカジュアルなソファー席もある。とはいいつつも寿司はマグロの脳天やホホ肉など、充実する本格派だ。
「ほろ酔いSet」(1080円)※内容は日替り。寿司3種にちょいあて2種、ビールがセット。写真は鯛の子やマグロほほ肉の炙りなど珍しいアテも/su-shi うお春
店内は広く、席タイプも多彩なので、女子会や忘年会にもぴったり。
立ち飲みのレベルを超えるコスパ抜群の絶品メニュー!
「立呑み もんぞう」は、1階にある系列店のカジュアルな雰囲気はそのままに、食材や調理方法をグレードアップ。立ち飲みとは思えないクオリティのメニューが、バラエティ豊富にそろえられている。1人からグループでの利用まで、さまざまなシーンで使えるのもうれしい。禁煙立ち飲みでリッチな魚介類を堪能できる。
「丸トマト(洋風クリーム)」(378円)など、おでんにも個性的なメニューがそろう。
40人以上のキャパがある店内は、長いカウンターのほか、大小のテーブルを配置。大きな窓からミナミの夜の風景を見ることもできる。「お酒によく合う和メニュー、刺身や煮物、揚げ物などのほか、フレンチテイストの洋食メニューもこれからますます充実しますよ!」と、スタッフの西川裕斗さん。
ハンバーガーの匠による新感覚ステーキを!
「THE BUTCHER」は、厳選した肉など、こだわりのハンバーガーで人気を博す阿波座の「バーガリオン」の2号店。こちらの看板メニューは但馬牛の血を引く希少なオーストラリア産ビーフを使ったステーキで、ミスジやリブロースを提供する。
パティをグリルした「BROOKLYN MASHED BEEF」(写真手前・750円)、脂の旨味が絶品の「ミスジステーキ」(奥・3000円/約300g)はシェアして。
なんばグランド花月のそばに位置。店内はブルックリンの倉庫街をイメージ。
濃厚な旨味が広がる青森県産馬肉が女性に人気
「裏難波 千日前 肉寿司」では、和牛、馬肉、鶏、鴨といった素材を、生や炙り、低温調理といった方法で、肉寿司として楽しめる。ヘルシーで女性に好評の馬肉は、定番の熊本県産などに加え、濃厚でくさみのない青森県産もそろう。
「彩り盛り合わせ」(1600円)。青森県産の「馬肉上赤身」(写真手前右)や「大トロ」(手前左)のほか、鴨トロ、フォアグラいなり、和牛ウニトロ軍艦などを豪華に盛り合せる。
2階は赤をメインカラーにした空間。モダンで落ち着いた雰囲気が女性に好評。
「馬肉に合う日本酒をはじめ、ワインなど、ドリンクは約80種そろえています」と、店長の竹村 翔さん。
自家工房で仕込んだ薫製と野菜創作料理が評判!
「燻製工房 Jammy 裏難波店」は、千日前の細い路地にある隠れ家店だが、約20種の薫製と野菜創作料理が人気で、女性でにぎわう。自慢の「燻製ベーコン」(648円)は、20日以上熟成させた自家製のベーコンを使用したこだわりの一品だ。
「燻製工房のSMOKE盛り合わせ」(1814円/2人前)。ベーコンやチーズ、ウズラなど人気の10種をバラエティ豊富に。
レゲエの壁画が印象的な店内。NGKとわなかの間の路地を入った場所にある一軒家バル。
【2017.05.12 ウォーカープラス掲載記事】
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
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