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古代日本へようこそ!奈良の古墳巡り

古代より政治の中心であった奈良には、時の権力者の陵墓や古墳がたくさんあります。今回は特におすすめの古墳5選をご紹介します。

2017.05.18

1. 高松塚古墳

7世紀末から8世紀初頭にかけて築造された終末期古墳。下段直径23m、上段直径18m、高さ5mの二段式の円墳です。1972年の発掘の際、石室から極彩色の壁画が発見され、日本の考古学史上まれに見る大発見として一躍注目を浴びることに。中でも石室西壁の女子群像の鮮やかな姿は「飛鳥美人」の愛称とともにさまざまなメディアで紹介されました。壁画は劣化が激しいため、現在石室から取り外され修復作業中。オリジナルの見学はできませんが、古墳の隣にある「高松塚壁画館」で壁画の模写や石室の復元模型、副葬品のレプリカなどを見学することができます。かつて一大センセーションをまきおこした「飛鳥美人」、ぜひご覧ください。


発掘当時の色鮮やかな「飛鳥美人」たち

2. キトラ古墳

高松塚古墳に次ぐ日本で2例目の壁画古墳。二段築成の円墳で、上段は直径9.4m、テラス状の下段は直径13.8m、高さは合わせて4mほどで、7世紀末から8世紀初め頃の築造と考えられています。1983年の調査で石室内の極彩色壁画が発見され、その後の調査で四方位を守る四神像や獣頭人身の十二支像が確認されました。特に天井に描かれた天文図は、現存する世界最古の科学的な天文図として注目を集めています。これらの壁画は現在は石室から取り外され、隣接する体感型施設「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」に保管。年に4回期間限定で展示されています。館内にはキトラ古墳の実物大の石室模型、壁画を最大倍率100倍で映し出す4面の大型スクリーンなどがあり、臨場感たっぷり。ぜひこちらにも足を運んでくださいね。

3. 石舞台古墳

日本最大級の横穴式石室を持つ、飛鳥地方を代表する古墳。築造は7世紀の初め頃と推定され、元々は土を盛りあげて造った墳丘で覆われていましたが、現在は盛土が失われ、巨大な石室が露出した姿となっています。その独特の形状がまるで舞台のように見えることから「石舞台」と呼ばれています。大小およそ30個の岩を組み合わせて造られた石室の総重量はなんと約2,300t!現在は内部が公開されており、羨道(せんどう・入口と玄室を結ぶ通路)を通り空洞になっている玄室まで入ることができるので、ぜひ内部を見学してくださいね。頭上を覆う2,300tの岩は想像以上に迫力がありますよ。


4. 黒塚古墳

3世紀末頃に築造された前方後円墳。1988年に国内最多の33面の三角縁神獣鏡が出土したことで一躍有名になりました。全長130m、高さ11mの中規模古墳で、日本最古の道「山の辺の道」の道沿いにあり、奈良盆地の東南部に位置する大和古墳群に属しています。付近は整備された公園になっていて、池を挟み真横から美しい古墳の形を眺めることが可能。また、古墳のそばには「天理市立黒塚古墳展示館」があり、黒塚古墳発掘当時の石室の様子を再現した模型や、出土品のレプリカなどが展示されています。展示品には詳細な解説がなされているので、考古学ファンにはたまらない場所ですよ。


奈良県広陵町新山古墳出土の三角縁神獣鏡(宮内庁所蔵)

5. 行燈山(あんどんやま)古墳(崇神(すじん)天皇陵)

黒塚古墳同様「山の辺の道」沿いにある、全国で第16位の規模を持つ前方後円墳で、三段構成の墳丘はなんと長さ242m。出土品等から4世紀前半の築造と推定されています。実際の被葬者は不明ですが、宮内庁により大和朝廷の創始者とされる第10代天皇・崇神天皇の陵墓として治定されています。周辺は豊かな緑に囲まれ、眺望も良いことから、山の辺の道を歩く人達の憩いの場。天皇陵として管理されているため、中に入ることはできませんが、周囲を巡るだけでも埋葬された人物の権力の大きさを感じることができますよ。

5. 行燈山(あんどんやま)古墳(崇神(すじん)天皇陵)

いかがでしたか?古墳は一見地味ですが、造られた時代や被葬者のことを想像すると非常にロマンが膨らむものです。古墳の周囲は緑に囲まれ環境も良いので、ピクニック気分で観光に行かれてはいかがでしょうか?

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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Writer: HITODE3

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