
日本各地には、車窓からのどかな田舎の風景が楽しめるローカル線が多数あります。なかでも今回は、長崎県の北部を走る松浦鉄道に注目!沿線の見どころをご紹介します。
松浦鉄道ってどんな電車?
長崎県北部から佐賀県西部にかけてを走る鉄道。地元住民の生活を支えるローカル線で、「MR」の愛称で親しまれています。路線は佐世保から佐々、たびら平戸口、松浦、佐賀県の伊万里、有田までを結んでいます。
沿線の観光を楽しむなら何度でも乗り降りできる「1日乗車券」が断然お得。全7駅の有人駅※や列車内で購入可能です。土曜や休日などの人出が多い期間には、自転車を車内に持ち込める「サイクリング列車」も運行しています。
1日乗車券:大人2,000円、こども1,000円
※有人駅:佐世保・佐世保中央・佐々・たびら平戸口・松浦・伊万里・有田駅

松浦鉄道ってどんな電車?
佐世保を観光するならココ!
出発地点となる佐世保には観光名所が目白押し。なかでも「九十九島」は県内有数の絶景スポット。複雑に入り組んだリアス式海岸が約25kmにわたって続き、沿岸には208もの島々が点在しています。佐世保駅からバスで約25分の場所にある「九十九島パールシーリゾート」からは遊覧船(大人1,400円〜)も出航。美しい海風景が堪能できます。
また、米海軍基地がある佐世保はアメリカ文化が息づく街。アメリカ生まれのハンバーガーを佐世保流にアレンジした名物グルメ「佐世保バーガー」も必食ですよ。

有形文化財の橋を見学
佐世保駅を出発し、まずはじめに下車したいのは「吉井駅」。約2km先にある次駅「潜竜ヶ滝駅」までの間に点在する3つのアーチ橋(吉井川橋梁、吉田橋梁、福井川橋梁)を眺めながらのんびり散策が楽しめます。いずれも国指定の有形文化財。鉄材が不足していた戦時中につくられたため、いずれもコンクリート製。骨組みには鉄の代わりに竹が用いられたといわれています。なかでも福井川橋梁は、橋脚にも3つの小さなアーチがつけられているユニークなデザイン。橋自体がカーブしているのも特徴です。
潜竜ヶ滝を見学
「潜竜ヶ滝駅」から徒歩30分の場所に、龍が潜むという伝説が残る滝があります。轟音とともに二筋に分かれて流れ落ちる滝は迫力満点!落差約20m、滝壺の深さは約6m。周辺は県立公園に指定されており、四季折々の自然が満喫できます。春はまばゆい新緑、秋には色鮮やかな紅葉の風景に彩られた荘厳な姿を見せてくれます。

日本最西端駅を散策
潜竜ヶ滝駅から約25分で日本最西端の駅「たびら平戸駅」に到着。駅舎内には鉄道博物館があり、駅員の制服や車両の部品などの資料を展示。松浦鉄道の歴史を伝える写真も並んでいます。駅では平戸の街を観光する際に便利な電動自転車のレンタル(1日500円)も実施。
また駅から徒歩10分のところには「平戸瀬戸市場」があるので立ち寄ってみては?館内には新鮮な魚介類や野菜、果物などの生鮮品のほか、アルコール類やお菓子など、平戸産にこだわった品々がズラリ。カフェレストランや展望テラスも併設されています。

列車の発着は、朝や夕方の通勤通学時間を除き1時間に2本程度。のんびりとした時間が流れるローカル線とその沿線の魅力を楽しんでくださいね。
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