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京都のおすすめ夏祭り5選

2016.07.07

Writer name : tanabe

夏の京都には、いくつもお祭りがあります。長い歴史を持つ街・京都ならではの、伝統ある「ぜひ見ておくべき夏祭り」5選を紹介します。

1. あじさい祭

日本の梅雨は屋外の観光に適さないと考えられがちですが、そんな季節だからこその景観もあります。そのひとつがあじさいの花。天台宗のお寺・三千院は約3,000株が植えられているあじさいの名所のひとつです。毎年6月から7月にかけての1か月ほどの期間「あじさい祭」が開催され、境内には1,000株のさまざまな種類のあじさいが咲き誇ります。いろいろな種類のあじさいが次々に咲いていくので、期間中のいつに足を運んでも楽しめ、その凜とした雰囲気は、数多くのあじさいの名所がある京都の中でも、いちばん見応えがあるともいわれるほどです。また、三千院には星のような形をした「星紫陽花」など珍しい種類のあじさいもあるので、一見の価値ありです。この期間は、金色不動堂で毎日「大般若転読会(だいはんにゃてんどくえ)」という、600巻にも及ぶ仏教の経典「大般若経(だいはんにゃきょう)」を僧侶たちが短時間で読み上げる祈願の法要が執り行われています。賑やかなお祭りではありませんが、しっとりとした美しさを楽しんでください。
2016年開催日程:6月18日(土)〜7月14日(木)
時間:9:00 am - 5:00 pm
拝観料:700円(一般)


1. あじさい祭


大原三千院公式ホームページ(日本語のみ)

2. 祇園祭

日本の三大祭のひとつである「祇園祭」は、八坂神社のお祭りで、1100年という長い歴史を持っています。7月の1か月間をかけて行われ、期間中は京都のいろいろな場所で数多くの行事が行われます。このなかでも最も有名なのは、ユネスコの無形文化遺産にもなっている山鉾(やまほこ)でしょう。山鉾とはお祭りの際に多くに人によって引かれる大きな屋台の飾り物で、さまざまな装飾がなされおり、多いものでは50人もの人が乗り込んで、踊ったり楽器を演奏したりします。この祇園祭のハイライトともいえる山鉾巡業は、7月17日の「前祭(さきまつり)」と7月24日の「後祭(あとまつり)」の際に行われます。山鉾の数は全部で33基、前祭と後祭で見ることができる山鉾はそれぞれ違い、また山鉾が街の中を巡るコースは決まっているので、事前に気に入った山鉾が見やすいポイントを調べておくといいでしょう。観光案内所などで有料の観覧席も発売しています。前夜祭にあたる前祭の「宵山」では、山鉾に取り付けられた提灯(竹の骨組みに和紙を張ったものの中にろうそくがある、日本の古い照明器具の一種)が灯され、さらに華やかになります。また15日、16日の2日間は四条通・烏丸通の一部が歩行者天国となり、屋台などが多く出てたくさんの人で賑わいます。後祭の宵山もあり、前祭よりは人出が少ないぶん、ゆっくりと楽しむことができます。日本のお祭り情緒を味わいたなら、こちらもぜひ。


2. 祇園祭


京都観光協会祇園祭ホームページ(日本語のみ)

3. 伊根祭

「伊根祭」は、京都の北部にある伊根町で約400年も続いている、海の安全や大漁を願うお祭りです。お祭りは2日間に渡って実施されますが、通常の年に行われる「例祭」と、大漁の年に行われる「大祭」があるのが漁業の街ならではです。「大祭」では通常は1台のみの大きな船「船屋台」が4台出され、いくつもの船を従えた「屋台船」の様子が、海に浮かぶ山鉾のように見えることから「海の祇園祭」とも言われているそう。船は「屋台船」のほかにも、太鼓神楽(神道で神に捧げる歌や舞)を演奏する人々が乗る「神楽船」や、太刀振り(悪魔を祓うために鉾を振るう伝統行事)をする子供たちが乗る「祭礼船」などの数多くの船があります。各々の場所から出発して海の上で合流し、舞や演奏を披露しながら八坂神社(祇園祭の八坂神社とは別の神社です)に奉納向かう様子は、さながら海上の移動ステージ。近くで見たい人は遊覧船などに乗るのがベストですが、少し離れた陸地から多くの船が伊勢湾に並ぶ様子を眺めるのもいいでしょう。「伊根祭」には陸上で行われる催事もありますが、やはりこの地域ならではの船上での催しはぜひ見ておきたいところです。


3. 伊根祭


伊根町観光協会公式ホームページ

4. 京都五山送り火

京都を代表する夏の風物詩といえるのが毎年8月16日に行われる「京都五山送り火」です。この行事は起源が明確ではありませんが、一般的に送り火とは、日本に於ける仏教行事であるお盆に精霊があの世に戻るのを見送る行事のことを指します。この五山の送り火も同じ意味を持つ宗教行事なので、盛り上がって楽しむのではなく静かに眺めるべきでしょう。送り火は京都の中心地を囲む「大文字」(「大」という漢字)、「妙」と「法」(「妙法」で仏教用語のひとつ)、「船形」(船の形の図形)、「左大文字」(左側にある「大」という漢字の意味)、「鳥居型」(神社の門である鳥居の図形)の5つの文字や図形が東から円を描くように約5分ごとにひとつひとつともっていき、それぞれが30分程度ほどで消えます。この時間は街中の広告なども消され、街全体が幻想的な雰囲気に包まれます。いろいろな場所から眺められるので、広い範囲で楽しめるのも嬉しいところです。ただし、ひとつの場所から5つすべてを見ることは難しいため、全部見たい場合は、移動する必要があります。金閣寺の近くにある「船岡山」という小山は、鳥居型以外の4つが見えるおすすめスポットです。


4. 京都五山送り火


京都市観光協会によるホームページ(日本語のみ)

5. あやべ水無月まつり

京都駅から特急で1時間ちょっと、京都北部にある綾部市の夏祭り「あやべ水無月まつり」は、今回ご紹介する夏祭りの中で一番新しいお祭りです。とはいっても起原は100年以上前、地域の人たちが先祖の供養のために灯籠を川に流したことだといわれています。その流れを汲んだ、由良川に1万もの灯灯籠を流す「万灯流し」があり、その後花火大会が開催されます。先祖を弔う厳かなイベントと、華やかなイベントが融合しているのが、このお祭りの面白いところです。いくつもの灯籠が流れていき、淡い光を反射する川と、その上の夜空で美しく開く花火の2大イベントの競演は必見です。そしてもうひとつの見どころは、高知県のお祭りを起源にして全国に広がった「よさこい」とこの地の「綾部踊り」をミックスさせた「あやべ良さ来い」。リズミカルな踊りは見ているだけで楽しくなるはずです。

※画像はイメージです。


5. あやべ水無月まつり


公式ホームページ(日本語のみ)

いかがでしょうか?夏の京都は建築物以外にも見どころがたくさんありますね。ぜひ京都のお祭りを楽しんでください。

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