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初心者でも簡単!人気沸騰中の盆栽を日本で体験してみた

日本の伝統的な園芸として知られる盆栽。鉢に植えられた小さな草木が作り出す独特の風景は、まさに侘びと寂びの世界です。そこで今回は、訪日外国人の皆さんも気軽に参加できる、盆栽のワークショップをご紹介します!

千年に渡って受け継がれてきた、日本の伝統的園芸

盆栽とは、専用の鉢に草木を植えて鑑賞する、日本の伝統的な園芸です。その歴史はたいへん古く、およそ千年もの昔から日本人に親しまれてきました。このため熟練の職人が作り、育て、代々受け継がれてきた名品には、樹齢が数百年以上に及ぶものもあります。趣味として盆栽を楽しむ人たちが作るものでも、樹齢が10年、20年以上といった盆栽も少なくありません。

東京駅から電車で40分ほどの埼玉県さいたま市北区には、古くから盆栽業者が集まる地域である「大宮盆栽村」があります。その一角で、150年以上におよぶ伝統の技を今に伝える老舗盆栽園が「清香園(せいこうえん)」です。ここでは訪日外国人向けに、盆栽作りを体験させてくれるワークショップを開催しています。そこで実際に現地を訪ね、盆栽作りにチャレンジしてみました!

世界にひとつだけの、自分の盆栽を作ろう!

1. 盆栽について知る

ワークショップの始まりは、盆栽に関する簡単なレクチャーから。指導をしてくれる清香園の石原誉大さんが、英語で分かりやすく盆栽についてやワークショップの進め方などについて説明をしてくれます。

ここで大切なのが、盆栽(植物)は日本から国外に持ち出すことが難しいということ! その国の法律によって異なりますが、一般的には旅行者が生きた植物である盆栽を日本から持ち出し自国に持ち込むことは、とても煩雑な手続きと時間がかかります。このため現実には、旅行者が盆栽を自国に持ち帰ることはできません。 そこで清香園の訪日客向けのワークショップでは、盆栽作りを体験した後、作った盆栽の代わりに、ハサミや鉢など約5000円相当の盆栽用具をお土産に持ち帰ることができます。

2. 草木と鉢を選ぶ

それではいよいよ、盆栽作りの始まり! まずは自分が植えたい草木を選びます。盆栽のメインとなる木は、松に代表される年間を通して緑が楽しめる常緑樹と、もみじのように秋から冬に紅葉して葉が落ちる落葉樹の2つに大別されます。そこで今回は、伝統的な盆栽によく使われる常緑樹である黒松を選びました。なお、選べる草木の種類は、その季節によって異なります。

黒松とツクシカラマツ

伝統的な盆栽は、大自然を1本の木で鉢の上に表現しますが、清香園が提唱する新しいスタイルの「彩花(さいか)盆栽」は、木に草花を添えて、より写実的な風景を鉢の上に作りだします。このため、黒松に添える草花として、初夏にピンクの花をつけるツクシカラマツを選びました。植える草木が決まったら、メインとなる木の大きさに合わせて鉢を選びます。今回はちょっと変化をつけようと、片口(日本の伝統的な酒器)の形をした青い鉢にしてみました。

3. 鉢の準備

鉢の底に内側から網をセットし、これを針金で固定します。さらに、草木の根を固定するための長い針金を、鉢の下から縦に差し入れておきます。

4. 苗を外し、鉢の底に土を入れる

草木を苗木用のポットから外し、余計な土を落とします。草木の根を痛めてしまわないかと、ちょっとドキドキしますが慎重に。その後、鉢に敷いた網が隠れる程度に、土を入れます。

5. 草木の配置を決める

メインとなる黒松とそれに添えるツクシカラマツを、鉢にどのように植えるのか配置を決めます。盆栽として植える木には、鉢に植えた状態でもっとも映えて見える方向である「正面」があります。この「正面」を見極めつつ、さらに黒松にアクセントを添えるツクシカラマツをどのように植えるか? アートなセンスが問われる、大切な作業ですよ!

6. 土を入れる

草木の配置が決まったら、土を入れます。根の隙間にもしっかりと土が入るよう、割りばしでつき込むようにして仕上げるのがポイントです。

7. 根を固定する

土を入れ終えたら、あらかじめ鉢の下から差しておいた針金で、草木の根を鉢に固定します。しっかりと草木が鉢に根付くように固定しますが、この作業は繊細な力加減が必要なため、指導してくれる石原さんが自ら行ってくれました。

8. 水をやる

この段階で一度、水やりをします。ホースなどで直接水をかけると土が抉れてしまうので、ジョーロで全体にまんべんなく、鉢の下から流れ出る水が透明になるまで水をかけます。

9. 苔を張り、化粧砂を敷く

鉢植えの土の上に苔を張ります。この時、盆栽ならではの「風景」をイメージし、海や山の風景を自分なりに思い浮かべながら、それを苔の厚みや砂の敷き具合で表現します。「黒松は、海岸の崖などによくみられる木です」という石原さんの説明を思い出し、苔で崖の緑を、化粧砂である白い寒水砂で海を表してみました。

10. 完成

ついに世界にひとつだけの、マイ盆栽が完成! できた盆栽は、屏風の前に置いてぜひ記念撮影を。「添配」と呼ばれるミニュチュアの置物を盆栽の脇において写真を撮ると、さらに魅力的になりますよ。

盆栽に関するレクチャーから完成まで、1時間半ほどのワークショップでは、和の風景を鉢の上に作り出す盆栽作りを通して、侘びや寂びといった日本的美の一端にふれられた気がします。

なお、服が汚れないように園芸用のエプロンを、また帰国後に自分で盆栽を作れるようメモ用の筆記用具の持参をオススメします。

基本情報

盆栽 清香園 彩花盆栽教室
住所/埼玉県さいたま市北区盆栽町268
TEL/0120-464-870
営業/9:00~17:00(ワークショップは~15:30、要予約)
休/木曜休
料金/1万5000円(受講料)+苗・鉢代(税別、指導は英語のみ、日本語での受講は1万円+苗・鉢代)

清香園での盆栽体験のレポート、いかがでしたか?今回指導をしてくれた石原さんは、「ワークショップで盆栽という日本文化にふれていただき、帰国後は自分の国の草花や木々で、自分なりの盆栽作りを楽しんでもらえるとうれしいですね」と話してくれました。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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