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黄金色に輝く国宝!東北・岩手の世界遺産「平泉」をめぐる旅

岩手県にある平泉には、黄金色に輝くお堂で有名な「中尊寺」をはじめ、寺院や庭園、遺跡などが多数点在しています。なかでも今回は世界遺産に登録される5つの構成資産をご紹介。

2017.08.24

平泉とは?

平泉は岩手県南部に位置する町。浄土思想(極楽浄土(苦しみのない世界)に往生することを説く大乗仏教の思想)の考えに基づいて造られた5つの寺院や遺跡が「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」として世界文化遺産に登録されています。

平泉へは、JR東北新幹線・一ノ関駅からJR東北本線で平泉駅へ。町内では観光地を約20分でめぐる巡回バス「るんるん」の利用が便利。運賃は乗車1回150円、お得な1日フリー乗車券(400円)の販売もあり。自転車でも十分まわれるので、レンタサイクルもおすすめです。ここからは、5つの世界遺産を巡回バスのルート順にご紹介します。


1. 毛越寺

「毛越寺」は優美な庭園と遺構が残る寺院。浄土を表現してつくられた庭園は大きな池を中心に構成。美しい曲線が描かれた州浜や波を表す立石、断崖を思わせる築山など、自然の景観に見立てた意匠が楽しめます。二十日夜祭や春・秋の藤原まつりなどの行事では、祈祷や讃仰などの意味をもつ「延年の舞」を奉納。古くから伝承される形式を今に伝えていることから、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

拝観料:大人500円、高校生300円、小・中学生100円


2. 観自在王院跡

次にご紹介するのは、毛越寺の東に隣接するスポット。観自在王院という寺院の跡地で現在は史跡公園となっていますが、浄土庭園の遺構がほぼ完全に残っています。見どころは、巨石を積み重ねた石組や、こぢんまりした洲浜、東西に長い中島など。苑池の東岸には、鐘楼跡なども見られます。


3. 金鶏山

「金鶏山」は比高差60mほどの優美な山。頂上から町を一望できることから、平泉の中心として考えられてきました。毛越寺付近は金鶏山から南に伸ばした子午線を基準につくられ、無量光院もこの山の直線上に造営されるなど、町づくりの基準ともなっています。一晩で造った人工の山である、雌雄一対の黄金の鶏が埋められているなどといった伝説も多数。有名な俳人・松尾芭蕉の紀行文にもその名が記されています。


4. 中尊寺

3,000余りの国宝や重要文化財を有する「中尊寺」の見どころは、お堂内外に金箔が押された煌びやかな「金色堂」です。内部には白く光る夜光貝の細工(螺鈿)、透かし彫りの金具、漆の蒔絵…etc、仏教美術の円熟期と称される平安時代(794年〜1185年)後期の工芸技術が集結。皆金色の圧倒的な華やかさと、芸術性の高さに思わず目を奪われます。

拝観料:大人800円、高校生500円、中学生300円、小学生200円



5. 無量光院跡

10円硬貨に描かれた京都の平等院鳳凰堂を模した「無量光院」。現在は焼失し礎石が残るのみですが、今でも池跡や中島などが見られます。かつては本堂や東門、橋・中島などが一直線に並び、その先に金鶏山を望む、壮大な寺院であったと考えられています。また、平泉の浄土庭園は、無量光院のものが完成形とされています。夕暮れ時には山の稜線に陽が沈み、まさに極楽浄土のような風景が楽しめます。


中尊寺や毛越寺、平泉観光案内所では、音声ガイド(日本語・英語・中国語・韓国語・仏語・独語・スペイン語対応)の貸し出し(500円)もあるので、ぜひ利用してみてくださいね。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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Writer: nomura

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