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【北海道】サケの本場でイクラ作り体験

北海道では秋になると筋子を買ってきて、家庭でイクラの醤油漬けを作る人も多いです。それぞれの家庭の味がありますが、サケの本場・石狩市には、プロにイクラ作りを教えてもらえる飲食店があるのです。

2017.11.16
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郷土料理店兼民宿「ザ・吉岡」では、地元で水揚げされた天然サケの筋子を使って、イクラを作れます。体験プランには自家製新巻鮭の定食も付いていて、作りたてのMYイクラと一緒に味わえるのでお得です。

ここで作るのはイクラの醤油漬けではなく、珍しい“イクラの刺身”。調味液に漬け込まず、作ったらその場で新鮮な味わいを楽しめるのです。しかも、味はわさび醤油と塩味の2種類。広い北海道でも、そんな食べ方ができるのはこの店だけと聞くと、ますますワクワクしちゃいます。

イクラの刺身作り体験をサポートしてくれるのは、店主の吉岡守さん。昔から石狩に伝わる漁師料理を提供しながら、サケ解体体験や、チャンチャン焼き体験などを企画しています。

さて、いよいよ材料の筋子とご対面。着色料を一切使っていない自然なオレンジ色で、ツヤツヤと輝いています。若くて元気なサケの筋子を独自に滅菌処理して冷凍し、一年中提供できるようにしているのだとか。

「皮が硬くてプチプチしてるイクラは、年取ったサケの卵を使ってるのさ。本当にうまいイクラは、皮なんか口に残らないんだ。みんなウチでイクラを食べたら、おいしくてびっくりするよ」。

語り出したら止まらない吉岡さんの指導で、イクラ作りスタート。まず、バットに水を張り、塩を溶かして塩水を作ります。そこに銅線を粗く編んだ特製の網をセット。そして、筋子を薄皮の裂け目から左右に開いて平らにし、網の上に置きます。筋子は生まれたての赤ちゃんを抱くように、そっと扱うのがコツだそうです。

筋子を手のひらで網に軽く押し付け、反対側の手で筋子のはじをつかんで引っ張ると、面白いようにスルスルと卵が薄皮からはがれてきます。卵をつぶしてしまうんじゃないかと腰が引けてしまうビギナーでも、オリジナルの網のおかげで、あっという間に筋子をほぐせました。

バットの塩水の中にたまった卵を目の細かい網に移して水を切り、2つの小鉢に盛り付けます。あとは味見をしながら、わさび醤油と塩水で味付けするだけ。どちらも日本酒が入っていて、さっぱりした口当たりに仕上がります。

何よりびっくりしたのは、イクラの柔らかさ! 口に入れた瞬間、一粒一粒が雪のようにスーッと溶けて、卵の表面の皮が口に残りません。海の恵みそのものの旨みが口の中いっぱいに広がって、まさに至福の味わいです……。

そのままでも、ご飯にのせても最高においしいイクラの刺身。定食の塩が利いた新巻鮭も身が締まっていて味わい深く、最高のグルメ体験を満喫できました。

「ザ・吉岡」では2、3日前までの予約で、石狩鍋のルーツといわれる鍋料理「石狩ヤン衆台鍋」(2500円~)も注文できます。石狩鍋は具材を生のまま鍋で煮込みますが、こちらはまずサケでダシを取ったスープを作り、味付けしたサケと長ネギを焼いてから鍋に加えるのがポイント。サケの旨みに香ばしさが加わり、味わい深い一品です。作りたてのイクラをトッピングしてもおいしいですよ。

本場のプロにイクラ作りを教わることができ、サケ料理も満喫できる「ザ・吉岡」。石狩市指定展望台に認定された屋上からは、石狩川がゆったりと流れる雄大な景色を楽しめ、観光客にもオススメの体験スポットです。

ザ・吉岡 ■電話:0133・62・3562 ■時間:7:00〜22:00 ■休み:不定 ■料金:イクラの刺身作り体験1人5400円

ザ・吉岡

【2017.10.25 ウォーカープラス掲載記事】

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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Writer: 北海道ウォーカー編集部

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