小樽散策の大きな魅力は、大正〜昭和中期に建てられた銀行や倉庫をリノベートしたレトロチックな飲食店やカフェがたくさんあること。外観の凝った意匠や店内の構造など学術的にも貴重なものが多く、当時の賑わいを想像するだけでも楽しくなってきます。そこにいるだけで落ち着ける、モダンクラシックなお店を紹介しましょう。
大正硝子 くぼ家
「くぼ家」は堺町通りにあり、おみやげ探しの途中に立ち寄るにも最適の甘味処。建物は1907(明治40)年に建てられた久保商店で、実に110年もの歴史があります。店内はほの暗く、まさにタイムスリップしたかのよう。運営が、小樽で有名な和風硝子細工の老舗「大正硝子館」なので、ひとつひとつ表情が異なるガラスの食器類も魅力です。
人気が高いメニューが「クリームあんみつ」(800円)。上品な甘みのあんみつにソフトクリームがのり、器の美しさも同時に楽しめる逸品です。
もうひとつのおすすめが「小樽美人 和クレープ」(450円)。お餅の中に余市産リンゴの餡と果肉、ジャムを包み、リンゴの爽やかな風味が楽しめます。
小樽バイン
小樽運河に近い小樽郵便局のとなりにあるのがレストラン「小樽バイン」。建物は1912(明治45)年に建てられた旧北海道銀行本店を再利用したもので、ホールのように広い空間が圧倒的です。多彩なワインをはじめ、ピザやチーズフォンデュなどのフードメニューも豊富に揃えています。
カリッとした生地と、フレーク状のエゾ鹿肉の風味が香ばしい「エゾ鹿ミートピザ」(990円)。クセがなく、シメジの歯ごたえも魅力です。
ワインのお供におすすめなのが「ポークのリエット メルバートースト添え」(700円)。カリカリのパンに香り豊かなポークのリエットをつけてどうぞ。
色内食堂
最後に紹介するのは、こちらも小樽運河に近い「色内食堂」。1920(大正9)年に建てられた旧塚本商店の2階にあり、おいしい料理とリーズナブルな価格で人気の店です。店内奥に据えられた巨大なスピーカーからはクラシックの名曲がゆるゆると流れ、時間を忘れてくつろげます。
ランチメニューでは、十勝産の和牛を使った「角切りステーキ弁当箱」(990円)が味わえます。この内容で1000円を切るのがすごい! そのほか、道産食材を中心に30品目のおかずを使った「色内弁当箱」(590円)も人気がありますよ。
古い建物を再利用した店は、柱や壁にあまたの傷が残っていたりします。それは、100年近く前に、そこが誰かに使われていたという確かな形跡。はるか昔の日々に思いを馳せつつ、レトロな雰囲気を楽しんでみるのも素敵ですよ!
【2017.04.20 ウォーカープラス掲載記事】
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